横浜開港150周年記念事業として開催された「2009トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会」、「世界キッズトライアスロン大会」への出場を目指した6人の挑戦者たちのがんばりを半年間にわたってお伝えする連載企画の最終回です。

　 協力●横浜市トライアスロン協会 2009横浜国際トライアスロン大会等実行委員会事務局　文●伊藤　功顕

「世界キッズトライアスロン大会」

浅海健太選手
山下公園に設けられたフィニッシュゲート

　8月23日（日）の昼、世界のトップ選手が参加した2009トライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会男子エリートの部フィニッシュ直後の興奮も冷めない中、「世界キッズトライアスロン大会」が山下公園・山下埠頭を舞台に開催されました。
　これまでトレーニングを重ねてきた成果を見せる時がいよいよ来ました。
　海外から選抜されたエリート顔負けのキッズ選手たちも多く参加する中、それぞれが自分の力を発揮し、上位入賞こそならなかったものの、見事に無事完走することができました。（三浦彩夏選手は当日体調不良のため残念ながら棄権となりました。）

参加しての感想

宮崎 建悟 選手
たくさんの人が応援してくれた。フィニッシュしたら友達になった選手が水をかけてくれたのが嬉しかった。この大会でたくさんの友達ができた。

宮崎 哲雄 選手
　 1ヵ月前イベントで山下公園前の海を泳いだ時はつらかったけど、夏休みの特別水泳クラブで練習し、本番は楽に泳ぐことができた。宿泊施設で同じ部屋になったアイルランド、香港、アメリカの子ととても仲良くなった。

西田 陽波 選手
　 トライアスロン大会に初めて参加することになり、一生懸命海で泳ぐ練習やバイク、ランの練習をした。レースが始まる前はドキドキしたが、終わったらすっきりした気持ちになった。きつかったけど楽しかった。また大会に出てみたい。

西田 夕海 選手
　 最初はトライアスロン大会に参加する自信がなかったけど、練習は楽しくできた。レース本番のスイムはあきらめずに泳ぎ切り、バイクとランは自分のペースで走ることができた。きつかったけど、終わったら達成感があり楽しかった！

6人の挑戦者たちのこれから

　 三浦選手と浅海選手は、引き続き日本のトップトライアスリートを目指してがんばっていきます。ロンドンオリンピックでその勇姿が見られることでしょう!
　 また、今回初めてレースに出場した西田姉妹、宮崎兄弟も、今シーズン中にもう一度トライアスロン大会にチャレンジするとのことです。
　 貴重な経験をした6人のトライアスリートたちが、これからどのように成長していくのか——今から楽しみですね！これからも6人に温かいご声援を! 半年間のご愛読ありがとうございました。