特集(3/5) | SPORTSよこはまVol.19 | ハマスポどっとコム
国技として日本人が誇りを持つ相撲ですが、その舞台裏は果たしてどうなっているのか? 知らないことが多いようです。
そこで、日本相撲協会のご協力により、地方巡業時での「土俵の造り方」を見せていただきました。
相撲の土俵は専門の職人の手によって造られます。
使用する土は粘土質の「荒木田土」で、1回の製作で約10トンもの土が使われます。
【1】土台を造る
まずプラスチック製の頑丈な箱を敷いて紐で締め、その上にベニヤ板を敷きます。続いてビニールシートをかぶせ、土を敷き詰めていきます
【2】土を固める
専用の器材を使って土を固めていきます。土がやわらかいと力士が踏ん張ったときに足の指が土に引っかかり、最悪の場合骨折してしまうことがあるので、四股を踏んでも足跡がつかないくらいに固めます。
【3】俵を埋め込む
土俵上に五寸釘で直径15尺(4.55m)の円を描き、俵を埋め込む溝を掘ります。
勝負俵と言われる内俵16俵と、東西南北に設置する徳俵4俵を、ツキ棒を使ってそれぞれの場所に埋め、俵の高さ(土の上に出る部分)が5センチとなるように固定します。
【4】仕切り線を描いて完成!
幅6センチ、長さ90センチの2本の白い仕切り線を70センチの間隔で土俵上の中央に入れると土俵は完成です。仕切り線にはケガ防止のために木材を使用せず、エナメルを何度も塗って描き上げます。
完成後に出雲大社神官の神事が執り行われ、興行の成功と安全を祈願します。
国技として日本人が誇りを持つ相撲ですが、その舞台裏は果たしてどうなっているのか? 知らないことが多いようです。
そこで、日本相撲協会のご協力により、地方巡業時での「土俵の造り方」を見せていただきました。
相撲の土俵は専門の職人の手によって造られます。
使用する土は粘土質の「荒木田土」で、1回の製作で約10トンもの土が使われます。
【1】土台を造る
まずプラスチック製の頑丈な箱を敷いて紐で締め、その上にベニヤ板を敷きます。続いてビニールシートをかぶせ、土を敷き詰めていきます
【2】土を固める
専用の器材を使って土を固めていきます。土がやわらかいと力士が踏ん張ったときに足の指が土に引っかかり、最悪の場合骨折してしまうことがあるので、四股を踏んでも足跡がつかないくらいに固めます。
【3】俵を埋め込む
土俵上に五寸釘で直径15尺(4.55m)の円を描き、俵を埋め込む溝を掘ります。
勝負俵と言われる内俵16俵と、東西南北に設置する徳俵4俵を、ツキ棒を使ってそれぞれの場所に埋め、俵の高さ(土の上に出る部分)が5センチとなるように固定します。
【4】仕切り線を描いて完成!
幅6センチ、長さ90センチの2本の白い仕切り線を70センチの間隔で土俵上の中央に入れると土俵は完成です。仕切り線にはケガ防止のために木材を使用せず、エナメルを何度も塗って描き上げます。
完成後に出雲大社神官の神事が執り行われ、興行の成功と安全を祈願します。