SPORTSよこはま 2009 APRIL Vol.12
ティーボールは野球に似た新しい球技で、横浜市内でも多くのチームが活動しています。今回は、2008(平成20)年に開催された「第14回ティーボール野球神奈川県大会」で大会史上初の2連覇を果たした、青葉区の「市が尾シャークス」を取材し、チーム会長の髙力さん、副会長の関さん、2連覇を果たした時の監督であった市村さんと現監督の松浦さんにお話を伺いました。
「市が尾シャークス」とはどんなチームですか?
このチームは、指導や運営は全て選手の父母がボランティアで行うという手作りの少年野球チームです。ティーボールチームは小学校1〜3年生で構成されています。
ティーボールと野球とはどこが違うのですか?
ティーボールは、主に小学校低学年の児童にも野球に親しんでもらおうという趣旨のもと、15年ほど前から広く親しまれるようになりました。ティーボールは野球によく似ていますが、一番の違いは、バッターはティースタンドという台の上に乗ったボールを打つというところです。ピッチャーが投げないので「ボール」のカウントがなく、初球から打っていくため試合展開が速いのも特徴です。1試合が30分ほどで終わるので、1日に何試合も行うことができます。
ティーボールの魅力とはどんなところでしょうか?
ティーボールではチーム全員が打席に立たなければいけないというルールがあります。例えば20人のチームなら、20人全員に打順が回ってきます。止まっているボールを打つので、初めてでもヒットを打つことができます。守備でも相手のヒットが多いとボールに触れる回数も多くなるため、誰もが活躍できるのです。しかもサッカーやバスケットボールに比べると激しい動きが少ないので、運動が苦手な子どもでも無理なくプレーできます。また、打つ・投げるなどの野球の基本動作やプレー中の状況判断が低学年のうちから身に付くことも良いところです。
ティーボールを通じて子どもたちに伝えたいことは何ですか?
子どもたちは楽しいことなら進んでやるので、練習も楽しくできるように工夫しています。低学年の子どもは週単位で上手になっていくので、先週ボールを取れなかった子が今週は取れるようになった、ということがよくあります。それを大人がほめると子どもはすごく喜びます。そんな姿を見ていると、教える側としても親としても嬉しいですね。
スポーツなので勝ち負けはつきものですが、「勝ってうれしい!もっとがんばろう!」という向上心が養われることに加え、エラーをした子をほかの子がフォローしたり、キャッチボールで相手の取りやすい球を投げてあげたりするなど、競争心の中にも優しさや思いやりといった心が芽生えてもらえればと願っています。
取材協力 市ヶ尾シャークス URL http://sharks44.hp.infoseek.co.jp/
ティーボールは野球に似た新しい球技で、横浜市内でも多くのチームが活動しています。今回は、2008(平成20)年に開催された「第14回ティーボール野球神奈川県大会」で大会史上初の2連覇を果たした、青葉区の「市が尾シャークス」を取材し、チーム会長の髙力さん、副会長の関さん、2連覇を果たした時の監督であった市村さんと現監督の松浦さんにお話を伺いました。
「市が尾シャークス」とはどんなチームですか?
このチームは、指導や運営は全て選手の父母がボランティアで行うという手作りの少年野球チームです。ティーボールチームは小学校1〜3年生で構成されています。
ティーボールと野球とはどこが違うのですか?
ティーボールは、主に小学校低学年の児童にも野球に親しんでもらおうという趣旨のもと、15年ほど前から広く親しまれるようになりました。ティーボールは野球によく似ていますが、一番の違いは、バッターはティースタンドという台の上に乗ったボールを打つというところです。ピッチャーが投げないので「ボール」のカウントがなく、初球から打っていくため試合展開が速いのも特徴です。1試合が30分ほどで終わるので、1日に何試合も行うことができます。
ティーボールの魅力とはどんなところでしょうか?
ティーボールではチーム全員が打席に立たなければいけないというルールがあります。例えば20人のチームなら、20人全員に打順が回ってきます。止まっているボールを打つので、初めてでもヒットを打つことができます。守備でも相手のヒットが多いとボールに触れる回数も多くなるため、誰もが活躍できるのです。しかもサッカーやバスケットボールに比べると激しい動きが少ないので、運動が苦手な子どもでも無理なくプレーできます。また、打つ・投げるなどの野球の基本動作やプレー中の状況判断が低学年のうちから身に付くことも良いところです。
ティーボールを通じて子どもたちに伝えたいことは何ですか?
子どもたちは楽しいことなら進んでやるので、練習も楽しくできるように工夫しています。低学年の子どもは週単位で上手になっていくので、先週ボールを取れなかった子が今週は取れるようになった、ということがよくあります。それを大人がほめると子どもはすごく喜びます。そんな姿を見ていると、教える側としても親としても嬉しいですね。
スポーツなので勝ち負けはつきものですが、「勝ってうれしい!もっとがんばろう!」という向上心が養われることに加え、エラーをした子をほかの子がフォローしたり、キャッチボールで相手の取りやすい球を投げてあげたりするなど、競争心の中にも優しさや思いやりといった心が芽生えてもらえればと願っています。
取材協力 市ヶ尾シャークス URL http://sharks44.hp.infoseek.co.jp/