SPORTSよこはまVol.40:特集(1/3)
全ての球技の中で打球の初速が最も速いことでギネスブックに認定されているバドミントン(badminton)。
スマッシュの初速は、最速で時速500km弱に達します。また打球が相手コートに届くまでに空気抵抗を受けて急激に速度が低下するため、初速と終速の差が著しいことも他の球技には無い特徴です。
また、近年は「ラケットとシャトル」、「限られたスペース」が揃えば始められるため「レジャー」としても、個々のレベルで競技が行える「生涯スポーツ」としても注目されています。
特集を読んであなたもバドミントン(badminton)を始めてみませんか?
取材協力●小椋久美子/汲沢バドミントンクラブ/横浜白山スポーツ少年団/横浜高等学校/日本体育大学/横浜市バドミントン協会/横浜市レディースバドミントン連盟/株式会社落合コーポレーション/住友不動産エスフォルタ株式会社 資料提供●落合孝之/臼井美晴 写真・文●中村耕志(公益財団法人横浜市体育協会)
日本での競技の歴史
英国で生まれたバドミントン競技が日本に伝えられたのは1921年頃で、場所は横浜Y.M.C.A.であると考えられています。きっかけは、当時、横浜Y.M.C.A.に体育主事として勤務していた広田兼敏氏に名誉主事のスネード氏がバドミントン用具を寄贈したことです。広田氏は体育指導のために横浜の欧米人によって運営されているスポーツクラブを訪ね、バドミントンの手ほどきを受けたそうです。したがって、広田氏のこのバドミントンとの出会いが、日本におけるバドミントンの始まりであると考えてよいでしょう。(JOC-競技紹介:バドミントン引用)
ルール
バドミントンには、1対1で対戦するシングルスと2対2で対戦するダブルスとがあり、どちらも基本的なルールは同じです。試合は、3ゲームマッチで行われ、先に2ゲームを先取したほうが勝ちです。ファーストゲーム(第1ゲーム)、セカンドゲーム(第2ゲーム)と進め、もし1対1になった場合は、ファイナルゲーム(第3ゲーム)が行われます。1ゲームは先に21点取ったほうが勝ちです。
ただし、20対20になった場合は延長ゲームとなり、2点差がついた時点で終わりとなります。また2点差がつかないまま続いた場合は、30点を取ったほうが勝ちとなります。よって最大でも29対30となります。点数のカウント方法はサービスに関係なく、そのラリーに勝ったほうに得点が入ります(ラリーポイント制)。
ラケット
ラケットはその大きさが規定されていて、フレームの全長が680mm以内、幅は230mm以内とされています。素材は、昔は木製が主流でしたが、現代ではカーボン繊維を中心としたものが多く、チタンが使われていたり、アルミ製のものもあります。また、ラケットにはガット(ストリング)が張ってあり、素材はナイロンなどの化学繊維が使われ、チタンを組み込んだものもあります。
グリップ部は、木製で作られていて、上から合成レザーのテープが巻かれています。
シャトル
シャトルには規定があり、16枚の羽根を取り付けたものとなっています。また羽根のサイズは、先端から台の上まで、62mmから70mmの範囲の同じ長さでなければいけません。羽根の先端は直径58mmから68mmの円形になるようにし、台の直径は25mmから28mmで、底は丸くするとされ、シャトルの重さは、4.74gから5.50gと規定されています。シャトルには、天然素材から作られたものと、合成素材のものとがあり、天然素材のものは、主にガチョウかアヒル、またはその合成によって作られます。
一般的に競技用のいわゆる試合球には、ガチョウの羽根が使われ、練習用には、比較的安価なアヒルの羽根が使われています。
全ての球技の中で打球の初速が最も速いことでギネスブックに認定されているバドミントン(badminton)。
スマッシュの初速は、最速で時速500km弱に達します。また打球が相手コートに届くまでに空気抵抗を受けて急激に速度が低下するため、初速と終速の差が著しいことも他の球技には無い特徴です。
また、近年は「ラケットとシャトル」、「限られたスペース」が揃えば始められるため「レジャー」としても、個々のレベルで競技が行える「生涯スポーツ」としても注目されています。
特集を読んであなたもバドミントン(badminton)を始めてみませんか?
取材協力●小椋久美子/汲沢バドミントンクラブ/横浜白山スポーツ少年団/横浜高等学校/日本体育大学/横浜市バドミントン協会/横浜市レディースバドミントン連盟/株式会社落合コーポレーション/住友不動産エスフォルタ株式会社 資料提供●落合孝之/臼井美晴 写真・文●中村耕志(公益財団法人横浜市体育協会)
日本での競技の歴史
英国で生まれたバドミントン競技が日本に伝えられたのは1921年頃で、場所は横浜Y.M.C.A.であると考えられています。きっかけは、当時、横浜Y.M.C.A.に体育主事として勤務していた広田兼敏氏に名誉主事のスネード氏がバドミントン用具を寄贈したことです。広田氏は体育指導のために横浜の欧米人によって運営されているスポーツクラブを訪ね、バドミントンの手ほどきを受けたそうです。したがって、広田氏のこのバドミントンとの出会いが、日本におけるバドミントンの始まりであると考えてよいでしょう。(JOC-競技紹介:バドミントン引用)
ルール
バドミントンには、1対1で対戦するシングルスと2対2で対戦するダブルスとがあり、どちらも基本的なルールは同じです。試合は、3ゲームマッチで行われ、先に2ゲームを先取したほうが勝ちです。ファーストゲーム(第1ゲーム)、セカンドゲーム(第2ゲーム)と進め、もし1対1になった場合は、ファイナルゲーム(第3ゲーム)が行われます。1ゲームは先に21点取ったほうが勝ちです。
ただし、20対20になった場合は延長ゲームとなり、2点差がついた時点で終わりとなります。また2点差がつかないまま続いた場合は、30点を取ったほうが勝ちとなります。よって最大でも29対30となります。点数のカウント方法はサービスに関係なく、そのラリーに勝ったほうに得点が入ります(ラリーポイント制)。
ラケット
ラケットはその大きさが規定されていて、フレームの全長が680mm以内、幅は230mm以内とされています。素材は、昔は木製が主流でしたが、現代ではカーボン繊維を中心としたものが多く、チタンが使われていたり、アルミ製のものもあります。また、ラケットにはガット(ストリング)が張ってあり、素材はナイロンなどの化学繊維が使われ、チタンを組み込んだものもあります。
グリップ部は、木製で作られていて、上から合成レザーのテープが巻かれています。
シャトル
シャトルには規定があり、16枚の羽根を取り付けたものとなっています。また羽根のサイズは、先端から台の上まで、62mmから70mmの範囲の同じ長さでなければいけません。羽根の先端は直径58mmから68mmの円形になるようにし、台の直径は25mmから28mmで、底は丸くするとされ、シャトルの重さは、4.74gから5.50gと規定されています。シャトルには、天然素材から作られたものと、合成素材のものとがあり、天然素材のものは、主にガチョウかアヒル、またはその合成によって作られます。
一般的に競技用のいわゆる試合球には、ガチョウの羽根が使われ、練習用には、比較的安価なアヒルの羽根が使われています。