3月11日の東日本大震災から、日本中に「つながり」や「絆」というキーワードがあふれ、地域の人たちが築くコミュニティの重要性が見直されています。

いま、スポーツが、「健康」、「体力づくり」という目的を越えて、地域の人とのつながりや、地域課題の解決手段…つまり『新しい公共』を実現するものとして、役割を担おうとしています。

そのカギとなるのが、『総合型地域スポーツクラブ』。

sports2.0
総合型地域スポーツクラブが、スポーツに新しい価値を与え始めています。

取材協力●掛川総合スポーツクラブ　取材・文●福島真衣（公益財団法人横浜市体育協会）　編集●吉山博之（公益財団法人横浜市体育協会）

 

総合型地域スポーツクラブとは、様々な世代の誰もが、住まいの近くで気軽に、いろいろな種目を楽しむことができるクラブです。数あるスポーツクラブの中でも、地域のみなさんの手で運営するのが特徴です。
現在、横浜市内では21の総合型地域スポーツクラブが活動しています。

①多世代

子どもから大人まで、幅広い世代の地域の人々が集うクラブです。

②多種目

２種類以上のプログラムを実施しているクラブ。スポーツだけでなく、文化的プログラムを行うクラブもあります。

③自主運営

指導だけでなく、事務や広報なども含めて、地域の人々により自主的に運営されているクラブ。誰もが得意分野を発揮する場があります。

拡大

特集 次ページへ