SPORTSよこはまVol.11:スポーツナビゲーター
子どもの食生活の乱れが叫ばれる昨今、食の重要性について考え、正しい食生活を身につけようという動きが注目を集めています。そんな中、横浜F・マリノスはマリノスフットボールアカデミーに通う児童・生徒の保護者を対象に、食事アドバイスセミナーを実施しました。スポーツをする子どもに必要な運動と食事について、一緒に考えてみましょう。
編集部は2008年11月29日、横浜市スポーツ医科学センター研修室で開催されたセミナーにお邪魔しました。この日はアカデミーグループ担当部長を務める、望月選アカデミーコーチと、管理栄養士の橋本玲子さんによる講演とアドバイスが行われました。セミナー終了後も保護者の皆さんがお2人に熱心に質問するなど、食育に対する関心の高さが伺えました。
3本柱は「栄養、運動、休養」
望月 選 コーチのお話
「ゴールデンエイジ」と呼ばれる9〜12歳頃は、神経系統が発達する一番大切な時期です。柱は「栄養、運動、休養」の3つです。バランスのとれた食事、偏りのない運動、そして疲れた時は休養が必要です。スポーツをする時は、練習の前後にしっかりストレッチを行いましょう。ストレッチは筋肉が適度に温まってから始めることがポイント。怪我やスポーツ傷害の予防にも効果的です。
1日3食をバランスよくとる
管理栄養士の橋本玲子さんのお話
1日3回の食事で主食(ごはん、パン)、主菜(肉、魚などたんぱく質)、副菜(野菜)、汁物(みそ汁、スープ)、果物をバランスよく摂取することが大切です。スポーツをする中学生は、これらの食品から1日3000kcalをとりましょう。特に1日のウォーミングアップになる朝食は、体温が上昇し体力の向上にもつながるので必要不可欠です。また練習前後の補食は、エネルギーの補給や疲労回復の促進になるため、量と質に注意して適切に選びましょう。
子どもたちには、夢をもって食事をとってほしい
望月 選 コーチにインタビュー
サッカーをするためには身体が資本です。マリノスの食教育活動は、サッカー好きな子どもたちがコーチなどからの話を通じて「食」について関心をもち、健康な身体作りにつなげていきたいという思いから始まりました。私自身子どもの頃に母親がしっかり食事を作ってくれたことで、健康で長い間サッカーの指導者を続けることができています。しっかりとした食事をとってこそ、プロの選手やコーチになることができる…子どもたちには、ぜひ夢をもって食事をとって欲しいと思います。
横浜F・マリノスは1996年に始まったサッカーキャラバンで、幼稚園や小学校を巡回指導してきたノウハウを生かし、児童・生徒への食事のアドバイスも行っています。2008年5月には横浜市教育委員会と連携して、食とスポーツを結びつけた食教育教室を横浜市立小・中学校で実施する協定を締結しました。サッカーの枠を越えて、子どもたちの豊かな未来のために食について考え直すきっかけになりそうです。
協定締結式にて。齋藤正治横浜マリノス代表取締役(左から3人目)と
田村幸久横浜市教育長(右から3人目)
子どもの食生活の乱れが叫ばれる昨今、食の重要性について考え、正しい食生活を身につけようという動きが注目を集めています。そんな中、横浜F・マリノスはマリノスフットボールアカデミーに通う児童・生徒の保護者を対象に、食事アドバイスセミナーを実施しました。スポーツをする子どもに必要な運動と食事について、一緒に考えてみましょう。
編集部は2008年11月29日、横浜市スポーツ医科学センター研修室で開催されたセミナーにお邪魔しました。この日はアカデミーグループ担当部長を務める、望月選アカデミーコーチと、管理栄養士の橋本玲子さんによる講演とアドバイスが行われました。セミナー終了後も保護者の皆さんがお2人に熱心に質問するなど、食育に対する関心の高さが伺えました。
3本柱は「栄養、運動、休養」
望月 選 コーチのお話
「ゴールデンエイジ」と呼ばれる9〜12歳頃は、神経系統が発達する一番大切な時期です。柱は「栄養、運動、休養」の3つです。バランスのとれた食事、偏りのない運動、そして疲れた時は休養が必要です。スポーツをする時は、練習の前後にしっかりストレッチを行いましょう。ストレッチは筋肉が適度に温まってから始めることがポイント。怪我やスポーツ傷害の予防にも効果的です。
1日3食をバランスよくとる
管理栄養士の橋本玲子さんのお話
1日3回の食事で主食(ごはん、パン)、主菜(肉、魚などたんぱく質)、副菜(野菜)、汁物(みそ汁、スープ)、果物をバランスよく摂取することが大切です。スポーツをする中学生は、これらの食品から1日3000kcalをとりましょう。特に1日のウォーミングアップになる朝食は、体温が上昇し体力の向上にもつながるので必要不可欠です。また練習前後の補食は、エネルギーの補給や疲労回復の促進になるため、量と質に注意して適切に選びましょう。
子どもたちには、夢をもって食事をとってほしい
望月 選 コーチにインタビュー
サッカーをするためには身体が資本です。マリノスの食教育活動は、サッカー好きな子どもたちがコーチなどからの話を通じて「食」について関心をもち、健康な身体作りにつなげていきたいという思いから始まりました。私自身子どもの頃に母親がしっかり食事を作ってくれたことで、健康で長い間サッカーの指導者を続けることができています。しっかりとした食事をとってこそ、プロの選手やコーチになることができる…子どもたちには、ぜひ夢をもって食事をとって欲しいと思います。
横浜F・マリノスは1996年に始まったサッカーキャラバンで、幼稚園や小学校を巡回指導してきたノウハウを生かし、児童・生徒への食事のアドバイスも行っています。2008年5月には横浜市教育委員会と連携して、食とスポーツを結びつけた食教育教室を横浜市立小・中学校で実施する協定を締結しました。サッカーの枠を越えて、子どもたちの豊かな未来のために食について考え直すきっかけになりそうです。
協定締結式にて。齋藤正治横浜マリノス代表取締役(左から3人目)と
田村幸久横浜市教育長(右から3人目)