SPORTSよこはまVol.21:富士山への道
横浜山岳協会の協力のもと、富士山頂を目指した8名の挑戦者の様子をお伝えする連載企画「富士山への道2010」。
第4回は、2010年4月18日に実施した、神奈川・丹沢山地の名峰「塔ノ岳」登山の様子を伝えます。前回の高尾山から比べてレベルが上がり、標高差約1,100m、距離約15kmに及ぶ日帰り登山となりました。当日は天候に恵まれたものの、前日まではあいにくの荒天、しかも山間部は残雪があり、登山道のコンディションはあまりよくありませんでした。
加えて、季節外れの冷え込みも相まって、挑戦者たちはかなりきつい登山の試練を受けました。
神奈川の屋根といわれる丹沢山地ですが、その中でも「表丹沢」は交通の便が大変に良いため、多くの登山客でにぎわいます。その表丹沢で、毎年4月に登山シーズンの到来を告げる「秦野丹沢まつり(山開き式典)」が4月18日(日)に開催され、山開きに併せて表丹沢の代表的な山─塔ノ岳山頂(1,491m)を目指しました。一方、スタート地点である同まつり会場の秦野戸川公園は300m弱。果たして挑戦者たちは、この1,100m以上に及ぶ標高差を無事登り詰めることができたのでしょうか?
山開き式典会場である秦野戸川公園を9:30スタート。皆で記念のペナントを手に登頂成功を誓います。このまつりでは和太鼓やアルプスホルンの演奏が行われ、山を愛する人々の心をワクワクさせてくれました。メンバーも皆ご満悦!
早速挑み始めた登山道は、前日までの雨で足場はぬかるんで滑りやすく、大変登りにくい状態に。そこで役立ったのがストック(杖)! メンバーはストックを上手に使って一歩一歩踏みしめながら登りました。
10:30、谷から尾根道へ登ったところにある「見晴茶屋」で小休憩。気持ちのいい空気と眼下に広がる秦野の街並みに、メンバーはしばらく見入っていました。まさに癒される瞬間です。
塔ノ岳の尾根づたいにどんどん高度を上げていきます。メンバーは息を切らせながらも互いに励まし合って登り続けます。
歩けど歩けど登りばかり…。がく然としてしまいます。永遠に続くかのような階段に苦しみますが、見返してみると遙か下の方に街並みが!こんなに登ったんです!
そのうちに前日に降った雪が残る山道に変わり、視線の先には目標の塔ノ岳が見え始めました!メンバー同士で励ましあいながら、力を振り絞って登ります。ラストスパート!あと少し!
14:20についに塔ノ岳(1,491m)に到着!! 山頂は一面の銀世界。気温も7℃と真冬並みでしたが、防寒着で寒さをしのぎ、元気いっぱいに登頂記念のガッツポーズ!山登りでは防寒対策は必須です!
こうして塔ノ岳を制覇し、富士山登頂へますます自信を深めたメンバーたち。
次は1泊2日で丹沢主脈縦走に挑みます!
30リットルのリュックサック
ワンポイントアドバイス リュックサック
スタッフの三井さん
登山では食料や水、カッパなど重い荷物を背負って長時間歩かなければなりません。登山用のリュックサックはこうした荷物を長時間背負って歩いても疲れにくく、また背負いやすいよう作られています。リュックサックの大きさは「リットル」で表されます。サイズは持っていく荷物の量により変わります。登山をする季節、日程、山行形態、どこの山に行くか? などによって適切なものを選びましょう。例えば日帰りの登山であれば20〜30リットルくらい、一泊の登山になれば30〜40リットルくらいになります。また、ポケットがたくさんあると小物や地図などを入れておくのに便利です。地図や小物など必要な時に必要なものをサッと取り出せるリュックサックがおススメです。
【協力】ICI石井スポーツ横浜店 TEL. 045-651-3681
Present for You!
リュックサックの説明をしていただいた「ICI石井スポーツ」から3名の方にデイパックをプレゼント。応募方法は、こちらにある「読者アンケート」をご参照のうえ、「デイパック希望」と記入してご応募ください。 (平成22年11月25日必着)。
横浜山岳協会の協力のもと、富士山頂を目指した8名の挑戦者の様子をお伝えする連載企画「富士山への道2010」。
第4回は、2010年4月18日に実施した、神奈川・丹沢山地の名峰「塔ノ岳」登山の様子を伝えます。前回の高尾山から比べてレベルが上がり、標高差約1,100m、距離約15kmに及ぶ日帰り登山となりました。当日は天候に恵まれたものの、前日まではあいにくの荒天、しかも山間部は残雪があり、登山道のコンディションはあまりよくありませんでした。
加えて、季節外れの冷え込みも相まって、挑戦者たちはかなりきつい登山の試練を受けました。
神奈川の屋根といわれる丹沢山地ですが、その中でも「表丹沢」は交通の便が大変に良いため、多くの登山客でにぎわいます。その表丹沢で、毎年4月に登山シーズンの到来を告げる「秦野丹沢まつり(山開き式典)」が4月18日(日)に開催され、山開きに併せて表丹沢の代表的な山─塔ノ岳山頂(1,491m)を目指しました。一方、スタート地点である同まつり会場の秦野戸川公園は300m弱。果たして挑戦者たちは、この1,100m以上に及ぶ標高差を無事登り詰めることができたのでしょうか?
山開き式典会場である秦野戸川公園を9:30スタート。皆で記念のペナントを手に登頂成功を誓います。このまつりでは和太鼓やアルプスホルンの演奏が行われ、山を愛する人々の心をワクワクさせてくれました。メンバーも皆ご満悦!
早速挑み始めた登山道は、前日までの雨で足場はぬかるんで滑りやすく、大変登りにくい状態に。そこで役立ったのがストック(杖)! メンバーはストックを上手に使って一歩一歩踏みしめながら登りました。
10:30、谷から尾根道へ登ったところにある「見晴茶屋」で小休憩。気持ちのいい空気と眼下に広がる秦野の街並みに、メンバーはしばらく見入っていました。まさに癒される瞬間です。
塔ノ岳の尾根づたいにどんどん高度を上げていきます。メンバーは息を切らせながらも互いに励まし合って登り続けます。
歩けど歩けど登りばかり…。がく然としてしまいます。永遠に続くかのような階段に苦しみますが、見返してみると遙か下の方に街並みが!こんなに登ったんです!
そのうちに前日に降った雪が残る山道に変わり、視線の先には目標の塔ノ岳が見え始めました!メンバー同士で励ましあいながら、力を振り絞って登ります。ラストスパート!あと少し!
14:20についに塔ノ岳(1,491m)に到着!! 山頂は一面の銀世界。気温も7℃と真冬並みでしたが、防寒着で寒さをしのぎ、元気いっぱいに登頂記念のガッツポーズ!山登りでは防寒対策は必須です!
こうして塔ノ岳を制覇し、富士山登頂へますます自信を深めたメンバーたち。
次は1泊2日で丹沢主脈縦走に挑みます!
30リットルのリュックサック
ワンポイントアドバイス リュックサック
スタッフの三井さん
登山では食料や水、カッパなど重い荷物を背負って長時間歩かなければなりません。登山用のリュックサックはこうした荷物を長時間背負って歩いても疲れにくく、また背負いやすいよう作られています。リュックサックの大きさは「リットル」で表されます。サイズは持っていく荷物の量により変わります。登山をする季節、日程、山行形態、どこの山に行くか? などによって適切なものを選びましょう。例えば日帰りの登山であれば20〜30リットルくらい、一泊の登山になれば30〜40リットルくらいになります。また、ポケットがたくさんあると小物や地図などを入れておくのに便利です。地図や小物など必要な時に必要なものをサッと取り出せるリュックサックがおススメです。
【協力】ICI石井スポーツ横浜店 TEL. 045-651-3681
Present for You!
リュックサックの説明をしていただいた「ICI石井スポーツ」から3名の方にデイパックをプレゼント。応募方法は、こちらにある「読者アンケート」をご参照のうえ、「デイパック希望」と記入してご応募ください。 (平成22年11月25日必着)。