協力●横浜市陸上競技協会・横浜市スポーツ医科学センター　文●中邨　啓二（横浜市スポーツ情報センター）

　この企画は、読者から選ばれた6人の挑戦者が陸上競技やスポーツ医科学の専門家の指導の下でトレーニングを積み、2009年11月に開催予定の「第29回横浜マラソン大会」で完走を目指すというものです。

挑戦者紹介

　2009（平成21）年2月号誌上でこの企画の挑戦者を募集したところ多数の応募があり、その中から6名の方にこの企画を挑戦していただくことになりました。

参加メンバーの皆さん

●小峰さん（20代女性）

　この春社会人1年生。家は父・母・弟が横浜マラソンに参加しているマラソン一家。今後は自分の生活を改善してがんばります。
●藤田さん（30代女性）

　目標は30代にはホノルルマラソンを完走すること。普段の生活から極力歩くように心がけていこうと思っています。
●西尾さん（30代女性）

　ご主人が横浜マラソンに参加しています。今年はご主人と一緒にハーフで参加したい。会社の仲間との練習や自主練習もして頑張りたいです。
●小野さん（40代男性）

　2000年7月に胃がんのため手術をした経験があります。胃がない人でもトレーニングをすれば走れる事ができることをアピールしたいです。
●笹谷さん（50代男性）

　以前からトレーニングを続けていますが、科学的データと専門家の指導を受けながら、仲間と持久力アップができたら理想的と思って応募しました。
●平野さん（60代男性）

　昨年10月定年退職。毎朝20〜30分のジョギングを行っています。測定結果の分析やアドバイスなどをもらいながら自信をつけていきたいです。

まずはスポーツ医科学センターで 健康・体力チェック

運動負荷試験

　桜が満開の4月某日横浜市スポーツ医科学センターに参加者が集まり、いよいよ第1回の活動が始まりました。SPSとは体を医科学的・体力的に分析し、その結果を踏まえて以後のトレーニングに反映していくもので、今回は横浜マラソンに向けてのメディカルチェックの要素も含んだ内容になりました。

いい汗かいた! ＠三ツ沢陸上競技場

　 4月某日三ツ沢陸上競技場にて第1回の練習会が行われました。気持ちの良い晴天の中、初日ということで軽めの内容になりましたが、終始和やかな雰囲気で皆さんたのしく汗がかけたようです。
　 また、「少しでも毎日継続して練習することが大切」とアドバイスを受けました。

まずは準備体操

ニコニコペースで皆さん終始笑顔でした

　

ワンポイントアドバイス　足がつる原因
　 脱水、疲労、栄養不足が原因であると考えられます。1日1.5Lの水分補給や十分な睡眠、バランスの取れた食事を心掛けた上で運動を行いましょう。