SPORTSよこはまVol.38:横浜ビー・コルセアーズメディカルトレーナー日誌[スポーツ現場のあれこれを綴る帯同記]
横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 玉置 龍也
ケガ予防のもたらす効果
参入2年目にして優勝を果たしたビーコル!! 結成から優勝まで、幸運にもチームの間近で見続けてきました。今回はその過程をケガ予防という観点で振り返ってみます。
今季はケガによる休止日数が昨季の1/3以下でした。徐々にメンバーが揃った初年度と違い、オフから十分なトレーニング(※2012年8月号)で基礎体力を向上。また、シーズン中もケア(※2012年6月、10月号)によるコンディション調整に注力しました。慢性的な痛みで休むことはかなり減少し、急性のケガも時期ごとの適切なリハビリ(※2013年4月号)で影響を最小限にできたと思います。
ケガ予防は個々の力を失うマイナスを回避させてくれる側面がありますが、はるかに重要だったのは練習に選手が揃うことでの相乗効果でした。同じ目標を共有する12名がコートに立ち続けることで、どんな状況でも信頼しあい、困難を跳ね除ける『チームとしての強さ』を得られたと感じています。ケガ予防は、選手の引き算の回避だけでなく掛け算を生んでくれたのです。
チームの歴史はまだ浅く、これから築いていかねばなりません。優勝はブースターやスポンサー、横浜市や市民の皆さまのご支援、ご声援があってこそのこと。来季はさらに大きなご支援を賜れるよう、ケガの対応の面でも地域に誇れる見本となるべく、このような成果を少しずつ積み上げていきます。
※過去の掲載分はハマスポ.comのWebサイト(https://www.hamaspo.com/s-yoko/)にて公開中です。
横浜市スポーツ医科学センター 理学療法士 玉置 龍也
ケガ予防のもたらす効果
参入2年目にして優勝を果たしたビーコル!! 結成から優勝まで、幸運にもチームの間近で見続けてきました。今回はその過程をケガ予防という観点で振り返ってみます。
今季はケガによる休止日数が昨季の1/3以下でした。徐々にメンバーが揃った初年度と違い、オフから十分なトレーニング(※2012年8月号)で基礎体力を向上。また、シーズン中もケア(※2012年6月、10月号)によるコンディション調整に注力しました。慢性的な痛みで休むことはかなり減少し、急性のケガも時期ごとの適切なリハビリ(※2013年4月号)で影響を最小限にできたと思います。
ケガ予防は個々の力を失うマイナスを回避させてくれる側面がありますが、はるかに重要だったのは練習に選手が揃うことでの相乗効果でした。同じ目標を共有する12名がコートに立ち続けることで、どんな状況でも信頼しあい、困難を跳ね除ける『チームとしての強さ』を得られたと感じています。ケガ予防は、選手の引き算の回避だけでなく掛け算を生んでくれたのです。
チームの歴史はまだ浅く、これから築いていかねばなりません。優勝はブースターやスポンサー、横浜市や市民の皆さまのご支援、ご声援があってこそのこと。来季はさらに大きなご支援を賜れるよう、ケガの対応の面でも地域に誇れる見本となるべく、このような成果を少しずつ積み上げていきます。
※過去の掲載分はハマスポ.comのWebサイト(https://www.hamaspo.com/s-yoko/)にて公開中です。