2013年関東車椅子ツインバスケットボールトーナメント大会
by :横浜市スポーツ情報センター 吉山博之
車椅子ツインバスケットボールをご存知ですか?
車椅子ツインバスケットボールは、下肢のみではなく、上肢にも障害を持つ重度障害者でも参加できるように考案されたスポーツです。
最大の特徴は、従来の車椅子バスケットボールに使用されている正規のゴールの他に、もう一つの低いゴール(高さ1.20メートル)をセット、正規のゴールまで届かない選手のためのゴールを設置し、その「ツイン」…二組のゴールに、それぞれの選手が自分の障害に応じてシュートを撃ち、独自の役割を果たすことができるということです。
ツインバスケットボールのルールや面白さなどは、ハマスポどっとコムオフィシャルコラム「あんどうたかおのバスケにどっぷり」でもご紹介しています。
Vol.3「ツインバスケット」(2007年8月21日掲載)
Vol.48「ツイン・バスケット」(2011年9月15日掲載)
その車椅子ツインバスケットボールの2013年関東トーナメント大会が、平成25年9月15日(日)・16日(月・祝)の両日、横浜ラポールで開催されました。
台風18号の影響による大雨のため、開催も危ぶまれましたが、兵庫県から招待チームのキャロッツを含めた10チームが集まり、大会は行われました。
横浜からは、「神奈川ジャンクス」と「横浜レッドブリックス」の2チームが参加しました。
【代表者会議の様子】
【開会式】
【関東車椅子ツインバスケットボール委員会 菅原悟委員長の挨拶】
【選手宣誓】
大会運営を支えるのは、多くのボランティアの方々。
ハマスポどっとコムオフィシャルコラムや横浜ビー・コルセアーズ広報でおなじみのあんどうたかおさんを中心に横浜ビー・コルセアーズのホームゲームを支えているボランティアの方々、そして大会初日の15日には法政二高バスケットボール部の全部員がボランティアとして従事。
【アキレス腱を痛めていたあんどうたかおさん(写真右)ですが、元気に動いていました】
【開会式風景。右手前に座っているのが、法政二高バスケットボール部の全部員です】
今年のインターハイ神奈川県予選第3位の法政二高バスケットボール部は、顧問の鈴木恭平先生が今回のボランティアの話を快諾。
現役の全選手がボランティアとして活動に従事しました。
【選手が体育館に入る際のタイヤ拭きも重要な作業です】
横浜ビー・コルセアーズのホームゲームボランティアさんと一緒に入るテーブル・オフィシャルでも、しっかり試合を進行していました。
ボランティアの時間の合間には、選手の方々の指導を受けて、車椅子バスケットボールの体験も行っていました。
法政二高の生徒同士で、車椅子バスケのミニゲームを実施。
はじめて車椅子に乗ったとは思えないほど上手で、見ていた選手からも感嘆の声が上がっていました。
【勢いがつきすぎて思わず転倒…なんてシーンはご愛嬌】
試合の様子です。
迫力あるプレーが随所で見られます。
ブロックをかいくぐってのシュート、激しいゴール前の攻防…バスケットボールの醍醐味であるプレーが随所でみられます。
【速攻! 上半身を大きく反らしてゴールを狙います】
【オフ・ザ・ボールの動きでも、激しい駆け引きが見られます】
大会は、キャロッツ(兵庫・招待)が、バスターズ(栃木)を破って優勝しました。