緑園西小学校「子どもの体力向上」の取組みについて
by :横浜市体育協会・泉区連携担当
平成23年11月22日と12月20日、横浜市立緑園西小学校(泉区)にて、子どもの体力向上を目的とした「中休みいきいきキッズ・なわとびキッズ編」が行われました。
「いきいきキッズ」は、横浜市体育協会が、子どもの体力向上をサポートする事業の一環として、中休みの時間に保護者ボランティア等が中心となり、長なわとびやラダー、ドッジビーなど、気軽に参加できる種目を提供し、子どもの外遊びへの関心を高めることを目的として定期的に実施している活動です。緑園西小学校では、平成20年6月より「いきいきキッズ」の取組みから保護者ボランティアによって月2回実施されています。
今回のなわとびキッズの企画は、緑園西小体育部の福田先生と保護者ボランティアが協力して、日常的に取り組んでいる「なわとび」に着目し、イベント化したものです。
【なわとびキッズの様子】
(写真左)保護者ボランティアも一緒に運営・指導しました
(写真右)2人組のペアで回数を数えます
(写真左)先生たちの縄回しが上手い
(写真右)福田先生と終了後に反省会
今回のなわとびキッズを終え、福田先生は
「様々ななわとびの跳び方や楽しさに触れてもらい、体力向上に対する意欲を高めようと企画しました。今回のなわとびキッズでは、教員と保護者ボランティアが協力して活動をサポートしました。2回実施したことで、子どもたちの長なわの記録が伸びたり、長なわやダブルダッチができるようになったり、意欲を高めるだけでなく、技能的にも上達することで、子ども達が運動の楽しさを味わう事ができたと思います」と手ごたえを感じていました。
また、桃井校長先生はいきいきキッズの取組みについて
「最初は大縄跳びやゴム跳び、ドッジビーなどを中心に実施していましたが、子どもの新体力テストのソフトボール投げの結果を受け、遊びを通してボールを投げる経験させたいと『的当て』を作り、的当てゲームを計画するなど、子どもの実態に応じた工夫をしてくださり感謝しています。西小では横浜市体力向上プログラムの策定に伴い、一校一実践運動の種目になわとびを取り上げ、様々な教育活動に取り入れようとしているところです。子どもたちが生涯に渡って健康的にスポーツに親しんでいくためには、家庭との連携はとても重要だと考えます。いきいきキッズの活動は学校と家庭をつなぐ大切な“架け橋”として、これからも大いに期待しているところです。」と話していました。
さらに、いきいきキッズの保護者ボランティアの世話人である添田さんは、この活動に際し、このように話してくれました。
「この活動も4年目を迎えました。子どもたちも楽しみにしてくれていて、2時限目が終わると飛び出すように校庭に集まり、その表情はどの子も生き生きとしていて、こちらが元気を頂いています。大なわ、ダブルダッチやラダーなど、初めは出来なくてもあきらめずに何度も挑戦し、出来るようになっていく姿はとても充実していて、お手伝いをしている側も嬉しくなります。普段やらない遊びに挑戦する楽しさや、体をこうやって動かせばいいんだという発見を子どもたちに味わってほしいと願っています。」
子どもの体力向上については、今、さまざまな場面でその重要性が謳われています。
緑園西小学校では、中休みのいきいきキッズを通して、教員と保護者ボランティアの方々が協力しながら、子どもたちに身体を動かす楽しさを伝え、チャレンジする気持ちを育てることに対し積極的に取組んでいます。
この活動を通じ、子どもが少しでも身体を動かすことを好きになってもらえるように、学校や保護者、地域の方と連携しながら、横浜市体育協会も子どもの体力向上に向けた取組みを継続して支援していきます。