全日本総合ハンドボール選手権大会「男・女決勝戦」
by :スポーツ情報センター・吉山博之
平成23年12月21日から横浜国際プールを会場に開催されていた「第63回全日本総合ハンドボール選手権大会」。
男女それぞれの決勝が、12月25日に開催されました。
女子は、昨年と同一カード「ソニーセミコンダクタ」対「オムロン」。
昨年、5連覇中だったオムロンを破って、初優勝を飾ったソニーセミコンダクタの連覇がなるのか、オムロンが雪辱を果たすのか…注目の対戦となりました。
オムロンは前半立ち上がりに主導権を握り、試合開始12分までに7-1とリード。
その後も日本代表キャプテンの藤井紫緒選手のチーム5連続得点などで、15-10と5点リードして前半終了。
後半、ソニーセミコンダクタも粘って食い下がりましたが、前半のリードがモノをいい、オムロンが29-20で勝利。
昨シーズンの雪辱を果たし、2年ぶり14回目の優勝を決めました。
男子は、昨年の同大会優勝、現在リーグ戦首位の大崎電気を準決勝で破り、大会初優勝を目指す「トヨタ車体」と準決勝で日本体育大学を破り、2年ぶりの優勝を目指す「大同特殊鋼」の対戦となりました。
前半は15-13と、2年ぶりの優勝を目指す大同特殊鋼がリードして終了。
後半も一進一退の攻防が続きましたが、トヨタ車体は、後半17分に同点、21分に逆転すると、後半25分立て続けにパスカットから3連続得点でリードを広げ、32-29の勝利。
念願の初優勝を決めました。
【初優勝の決まった瞬間。選手も観客席も歓喜の渦に】
【表彰式の様子】
なお、この大会の最優秀選手は、男子がトヨタ車体の富田恭介選手、女子がオムロンの藤井紫緒選手が選ばれました。
【最終成績(男子)】
優勝:トヨタ車体(初優勝) 2位:大同特殊鋼 3位:大崎電気・日本体育大学
【最終成績(女子)】
優勝:オムロン(2年振り14回目) 2位:ソニーセミコンダクタ 3位:北國銀行・広島メイプルレッズ
この大会では、地元総合型地域スポーツクラブ「都筑スポーツプランナー 竹の子会」のハンドボール教室の子供たちが決勝戦のエスコートキッズとして選手入場を行い、ハーフタイムショーとして「YOKOHAMA ROBINS」のマーチングが行われるなど、横浜ならではの盛り上がりを観ることもできました。
最後になりましたが、優勝を決めましたトヨタ車体、オムロンの選手・スタッフ・関係者の皆様、おめでとうございました。
【男子優勝・トヨタ車体(初優勝)】
【女子優勝・オムロン(2年ぶり14回目)】