泉区子どもの体力向上事業「中田小学校…いきいきキッズの取組み」
by :横浜市体育協会・泉区連携担当
平成23年10月22日(土)、横浜市立中田小学校において「中田小学校創立60周年式典」が開催されました。
創立60周年記念式典の様子
来賓として高橋泉区長もご出席されたこの式典。
その中で中田小学校の各種活動に貢献された方を対象に行われた表彰の1つとして「いきいきキッズ事業」が表彰されました。
「いきいきキッズ」の表彰(保護者代表 渡貫さん)
「いきいきキッズ事業」は、子どもの体力向上をサポートする事業の一環として、中休みの時間に保護者ボランティアが中心となり、長縄跳びやドッジビーなど、気軽に参加できる種目を提供し、子どもの外遊びのへの関心を高めることを目指して平成20年度から定期的に実施しています。
低学年には少し難しい「ダブルダッチ」や、投げる力を引き出す「的あて」などもありますが、子ども達へ上手にコツを伝えてあげられるように、保護者が自ら実技研修を熱心に取り組んでいます。
また、中期学校経営方針の中でも、「いきいきキッズ等のボランティア活動をより充実し、子どもの体力づくりを支援していきます。」と謳われており、学校に根差した事業であることが伺えます。
【中休みいきいきキッズの様子】
保護者ボラがドッジビーの組分け 人気の種目ドッジビーは常時2面を設置
長縄跳びは低学年には大人気 的あてはゴールネットを利用して遠投
校舎の窓にボランティア募集の掲示 掲示物は保護者ボランティアの方達の手作り
子どもの体力向上については、今、さまざまな場面でその重要性が謳われています。
中田小学校では、いきいきキッズ事業で休み時間を利用した「外遊び」を保護者ボランティアの方々が工夫を凝らしながら、子どもたちへ身体を動かす楽しさやチャレンジする気持ちを育てることを積極的に取組んでいます。
いきいきキッズの保護者ボランティアのリーダー種市さんは、参加して良かった事として、以下の4つを挙げています。
1.自分の子どもの中休みの過ごし方を見ると同時に、同学年の子どもの体力を把握することができること。
2.自宅でダブルダッチや大縄の跳び方などの会話をする機会が増え、一緒に努力することで、目標を達成する喜びを親子で分かち合い、身体を動かすことへの興味が増したこと。
3.的あてのボールの投げ方やゴム跳びなど、子どもなら誰でも出来るのではということが、今の子ども達には通用しない驚きを目の当たりにすること。現在、遊べる場所が少ない、遊ぶ友達も少ないという中、このような活動を通して思いっきり身体を動かしてスポーツの楽しさを知る事ができること。
4.(すべてに通じることですが、)今まで出来なかったことが出来たときの子どもの表情が見れること。
特に4.のときの子どもの表情は、とても嬉しそうに輝いているそうです。保護者が学校内で、子どもの輝いている笑顔をはじめ、さまざまな表情に出会えることが、ボランティアのやりがいにもつながっているそうです。
この活動を通じ、子どもが少しでも身体を動かすことを好きになってもらえるように、学校の先生をはじめ、保護者や地域の方と連携しながら、横浜市体育協会も子どもの体力向上に向けた取組みを継続して支援していきます。
最後に、中田小学校のホームページでもいきいきキッズの取組みがアップされていますので、そちらもぜひご覧ください。
http://www.edu.city.yokohama.jp/sch/es/nakada/