世界こどもスポーツサミット in 横浜 アフターミーティング
by :スポーツ情報センター:N
昨年開催した「世界こどもスポーツサミットin横浜」では参加した世界の子供たちがスポーツをを通じてよりよい未来について語り合い、その成果を「世界こどもスポーツ横浜宣言」として世界に発信しました。
それから1年。9月4日(土)横浜シーサイドトライアスロンの会場になる横浜・八景島シーパラダイスの横浜・八景島ホテルシーパラダイスインで、昨年サミットに参加した日本代表キャプテンが成長した姿で集結し、この1年で「世界こどもスポーツ横浜宣言」に記されたことに基づいた活動状況などを発表し今後の活動について語り合いました。
昨年のサミット当日の様子を映像で振り返りました
(昨年のハマスポニュースはこちら)
IOC訪問と林横浜市長表敬訪問の報告を佐渡亘くん(左)と寺崎愛海さん(右)が行いました
(昨年のハマスポニュースはこちら)
日本代表キャプテンの活動報告 灰野颯くん
「僕は日本代表キャプテンになって同じ班の仲間と話し合ったフェアプレーの精神は所属するサッカーチームや学校でも伝えることができ、自分もフェアプレーを意識しながらプレーすることや、生活することができました。また今年は中学生になり今までと違う友達が出来ましたが、ここでもフェアプレーの精神を伝えていきたいと思っています。僕がこの1年がんばってきたことは仲間を大事にすることです。いつもフェアプレーの精神でみんなと接することができました。これからもたくさんの仲間をつくりこの精神を大切にしていきたいと思います。」
グループ発表では各班で話し合い発表しました
総合コーディネーター
早稲田大学 教授
間野義之先生の総評
この1年間みんなそれぞれがんばったなということを確認しあえたんじゃないかと思います。
宣言文にあるようにスポーツを通じて世界、自分たちの生活をよくしていくということがこの宣言文に込められていると思います。これを実際に行動していくことは本当に大変なことだと思います。
今自分たちが誓った目標というものを毎日こつこつやっていって初めて宣言文あるいは自分の夢を実現できる。簡単そうですが毎日こつこつとやることは大変なことです。しかし継続していくということは重要なので、皆さんが今日ここで考えて自分自身に宣言したこと「自分はこういう夢がある」「こういうことをしたい」ということをこの先ぜひ実現して欲しいと思います。
8月26日に「スポーツ立国戦略」というものを日本政府が出しました。これは日本をスポーツで良くしていくということを宣言したものです。そのスポーツ立国戦略の中身ですが、こどもスポーツサミットの宣言文と同じようなことを言ってるんですよ。僕たちの方が先にこどもスポーツサミットで宣言してそれをまねしたんじゃないかと思いました。ということは私たちは大人よりも先取りして始めているんですね。
このサミットは来年できるかどうかわかりませんが、またみんなで集まって「この宣言文をどうやって広げていったらいいのか」「1年前に言ったことがどうやって達成できたのか」という確認し会える場が続けられたらいいなと思っております。
そして9月5日早朝。林文子横浜市長がサミットに訪れ、子ども達からサミットの報告を受けました。
林文子 横浜市長の言葉
皆さんの話を聞いて感激して涙が出そうになりました。サミットの後の1年間本当に宣言に基づいて皆さんが具体的に行動したということに本当に感激しました。大人でやると言ったことをやらない人がいますが、皆さんは実行しているのですばらしいです。
昨年ロゲ会長の訪問について報告をうかがいましたが、宣言文にものすごく感激しました。皆さんのしたことはすごいことなんですよ。これからもぜひがんばってください。
林市長の言葉に勇気づけられた日本代表キャプテン達は、これからも自分の夢に向かって行動していくことでしょう。