ボイス・オブ・アスリート〜熱きパイオニアからのメッセージ〜
by :guti
横浜開港150周年を記念して、8月29日(土)「ボイス・オブ・アスリート〜熱きパイオニアからのメッセージ〜」が開催されました。内容は横浜にゆかりのある世界で活躍した2人のパイオニアから次代を担う子供たちにメッセージを伝えるというものです。
出演は横浜FCゼネラルマネージャーの奥寺康彦氏と野球解説者の佐々木主浩氏、司会進行はNHKアナウンサーの松本一路氏。
横浜FCゼネラルマネージャーの奥寺康彦氏(中央)と野球解説者の佐々木主浩氏(右)。
司会進行はNHKアナウンサーの松本一路氏(左)。
話はお2人のこれまで経歴やそのウラ話からはじまり、日本と世界の差、海外リーグから学ぶべきことなど多岐にわたり、会場に集まった参加者お2人の話に引き込まれていました。中でもお2人の話で共通していたことの1つに海外リーグから学ぶべきこととして、ドイツやアメリカの選手たちは観客を大切にしているということがありました。「選手は試合の入場料から給料をもらっている。」という意識を持って観客と接しているし、それを意識してプレーをする。観客もいいプレーであれば相手チームでも拍手をする。佐々木氏は日本人はやさしいから野次は少ないけれど、気の抜けたプレーに対してはどんどん野次を飛ばしてほしいと会場の参加者に呼びかけていました。
「成功の秘訣はケガをしなかったこと」と奥寺氏 「成功の秘訣はチームに溶け込めたこと」と佐々木氏
海外で成功した秘訣を聞かれて、奥寺氏は「とにかくケガをしなかったこと。ケガをしてしまうと実力があっても認めてもらえない。」と語り、そして佐々木氏は「チームに上手く溶け込めたこと。野球もサッカーもチームで行うスポーツなので、チームメイトとコミュニケーションが取れなければ実力を発揮できない」と語っていました。
コミュニケーションと言えば言語。参加者から言語に関する質問がありました。お2人とも言葉については大変だったようですが、とにかく単語を覚えて話していけば相手が理解してくれるという回答で、そのおおらかさも成功の秘訣では?と感じた場面がありました。
子供たちにサッカーの基本を伝授する奥寺氏 フォークの握りを見せる佐々木氏
会場は笑いもある和やかな雰囲気でしたが、お2人の熱い思いは子供たちに通じたのではないでしょうか。