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    イベントレポート

Let’s Enjoy “ゲートボール”!!

by :スポーツ情報センター:yoko

 ゲートボールというと、どんなイメージが思い浮かぶだろうか。高齢者のためのスポーツ!?いえいえ、ゲートボールは子どもからあらゆる年齢層の人まで楽しむことができるスポーツなのだ。

 横浜市の現在の競技人口は約2,300人。横浜市ゲートボール連合主催の公式大会も定期的に開催されている。今回は第17回レディース大会(5月25日。保土ヶ谷公園)の模様をお伝えするとともに、日本発祥のスポーツであるゲートボールの魅力に迫る。


    

横浜市ではレディース大会をはじめ、春と秋のマスターズ大会、シニア大会などが毎年行われている。原則として1チーム5人で構成される【右】

 そもそもゲートボールは、戦後の日本で遊び道具のない子どもたちのために、手軽にできるスポーツとして考案された。しかし当時は大人にとっても、現在のように日常でスポーツを行う習慣はなかった時代。そんな中で体力的に負担が少ないゲートボールは、次第に子どもより高齢者に浸透していった。

 市ゲートボール連合の岡田喜久雄会長は、ゲートボールの魅力をこう語る。「チームプレーなので、仲間ができること。試合中に重要なことは、互いの作戦の読み合い。実は頭を使うスポーツなのです」。

互いの駆け引きが勝負のポイントになる。ゲートボールの魅力を語る岡田会長【左】

 それではここで、ゲートボールの試合がどんな流れで行われるのか見てみよう。試合形式は、5人1組の2チーム対抗戦で行われる。ボールを打って3つのゲートを通過して、最後にゴールポールに当てると「上がり」になる。

 ゴールした選手には合計5点が与えられ、30分の試合時間でチームの合計得点が多い方が勝者になる。「すごろくみたいなものです」との岡田会長の言葉に、思わず納得だ。


  

競技者は先攻チーム・後攻チーム交互に打つ【左】 最初の「第1ゲート」を通過すると、まず1点が与えられる【右】


  

打ったボールが、味方や相手チームのボールに当たると、「スパーク打撃」ができる(打撃チャンスが増える)【左】 第1〜3ゲートを通過して、ゴールポールに当てると上がり!【右】

 この日行われたレディース大会には、市内全区から38チームが参加。頂点に立ったのは「旭Aチーム」。結成10年目のチームは、昨年に続き連覇を達成。常勝チームを築いたチームワークの秘訣は、「勝っても負けてもキャプテンが責任を負うこと」と、佐藤麗子主将は胸を張った。


  

レディース大会の表彰式。この日3勝を挙げた「旭Aチーム」が優勝

 「ゲートボールって面白そう」。そう思った方のために、基本の打ち方を伝授してもらった。記者も挑戦してみたが、スタートエリアから第1ゲートまでの距離は4メートル。ゲートに届かなかったり、ボールが微妙に曲がったり、かなり悪戦苦闘してしまった。


  

ゲートの中心を見て、ボールをセットする【左】 スティックの基本的な握り方。右手と左手の間をあけないことがポイント【右】


  

打つ時はしっかりとボールを見る。最初はボールの数字を見て打つのがオススメ【左】 振り子のイメージで!ゆっくりと後ろに引いて、ボールを前へ押し出すように打つ【右】

  

ゲートボール界に新たな動きも誕生している。市内の小学生が、高齢者施設の方々との交流を目的に、ゲートボールを始めたのだ。

ゲートボールが、世代の垣根を越えた交流の架け橋を結ぶ。今後の発展から目が離せない。

☆ゲートボールに関するお問い合わせは…☆

横浜市ゲートボール連合・岡田喜久雄会長 【TEL/FAX】045−785−6492

 

※写真の転載は固くお断りします※