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    イベントレポート

第79回都市対抗野球、横浜市代表・新日本石油ENEOS野球部が優勝!

by :3stripes.

 第79回都市対抗野球の決勝戦、横浜市代表・新日本石油ENEOS 対 春日井市代表・王子製紙の試合を観に、東京ドームへ行ってきました!

 試合開始前から両チームの応援団による華やかな応援合戦があり、時間が経つにつれ観客が増え、新日本石油の一塁側は急遽2階スタンドを開放するほど。また横浜開港150周年のマスコット・たねまるも応援に駆けつけるなど、あとは優勝の瞬間を待つだけ、といった熱気を帯びた雰囲気になりました。

 試合は初回に新日本石油の1番・前田選手が“野球のお手本”と言わんばかりのセンター前クリーンヒットを放ちました。続く平間選手がフォアボール、須藤選手がデッドボールで出塁し満塁。ここで4番の池辺選手が1・2塁間を抜けるタイムリーヒットを放ち先制! さらに続く柳田選手がレフト前に落ちるヒットで続き1点を追加。新日本石油の勢いに戸惑ったのか、続く6番・宮澤選手にはデッドボールを与え、押し出して3点目。王子製紙先発の蓬莱選手は結局1アウトも取れずここで降板。代わった小町投手が後続を抑えたが、初回から3点を先制した新日本石油、スタンドも大いに盛り上がりました。

 2回裏に王子製紙に1点を返されるも、7回表には王子製紙のミスから1点を追加しました。

8回からは国内外の球団が注目する田澤純一投手がマウンドへ。MAX 150km/hの速球を中心にキレのあるスライダーとフォークを織り交ぜ、打者7人から4奪三振という圧巻のピッチングを披露しました。

 そして9回裏2アウト、王子製紙5番の遠藤選手をフルカウントからセンターフライに打ち取りゲームセット! 横浜市代表・新日本石油ENEOSは、13年ぶり9度目の優勝を決めました!!

 野球といえば北京オリンピックで夢叶わず4位に終わり、また横浜ベイスターズは最下位と明るい話題に乏しかったですが、横浜の野球ファンにとって久しぶりに聞く“優勝”の二文字。来年はより多くの横浜のチームから“優勝”の言葉が聞かれることを願っています。

追 記

 試合前と試合後に両チームがエール交換を行ったのがとても印象的でした。お互いにフェアプレーを誓い、勝敗に関係なく互いを称える光景は、とても清々しいものでした。華やかな応援も都市対抗野球の見どころですが、こうしたエール交換無くして白熱した戦いは成し得ないなと思いました。