キヤノンカップジュニアサッカー2008決勝大会
by :スポーツ情報センター:sekki.
6月8日(日)、横浜みなとみらいスポーツパークにて「キヤノンカップジュニアサッカー2008」決勝大会が開催されました。小学生の男女を対象としたフットサル大会であり、東日本・東海・西日本の3ブロックで行われた予選大会を勝ち抜いた全16チームが、この決勝大会に進出し日本一を目指しました。この日はいつ雨が降り出しても不思議ではないほど厚い雲に覆われていましたが、最後まで降ることなく行われました。
開会式では木村和司さん、トム・バイヤーさんらに続きスペシャルゲストの城彰二さんが紹介され、試合に臨む選手の気持ちが一気に高まり、ピッチは熱を帯びました。
そして男女それぞれで予選リーグが行われ、各コートでは子どもたちの熱い戦いが繰り広げられました。決勝大会ということもあり大勢の観衆が各チームへ声援を送っていました。またさすがは決勝大会に進出するチームだけあって、高い技術を随所で披露し、あっと言わせる場面が多く見られました。
予選リーグ・決勝トーナメントを勝ち抜いてたどり着いた決勝戦の対戦カード、男子は川崎フロンターレU-12(神奈川県川崎市)対羽根木キッカーズ(東京都世田谷区)、女子はバディフットボールクラブ(東京都世田谷区)対松戸FC女子(千葉県松戸市)となりました。互いの実力が拮抗し合った接戦は決勝戦にふさわしいハイレベルな試合展開となりました。
男子は川崎フロンターレU-12、女子はバディフットボールクラブがそれぞれ優勝しました。
決勝戦が終わったあとには、木村さん・トムさん・城さんらで結成されたドリームチームが、この決勝大会に出場した全チームと3分間ずつ対戦しました。子どもたちは激戦の疲れも見せず元気いっぱいにチャレンジしました。一方ドリームチームはセンターサークルから直接シュートを打ち込んだりファールを必死にアピールするなど大人げない?一面を見せつつ、様々な高い技術を披露するなど、会場を大いに盛り上げました。
大会終了後、男子で優勝した川崎フロンターレU-12の渡辺太一選手は「日頃から攻守の切替と常に全力でプレーすることを心がけています。決勝トーナメントではゴールを決めれなかったけど、優勝できてうれしいです。これからの目標は、全国大会に出場し優勝することです。そして夢は、日本代表になってワールドカップで優勝することです」と力強いコメントを寄せてくれました。
また本サイトで[オフィシャルライター]として毎月コラムを寄せる木村和司さんはこの大会について、「スポンサーや関係する方々のおかげで、子どもたちがアメリカでサッカーができるという機会がある。とてもいいことだと思う。試合全体を通して、女子選手の活躍が目立った。男子で優勝した川崎フロンターレU-12は5年生中心のメンバーだったが、しっかりしたプレーができていたと思う」と話しました。またドリームチームとして子どもたちと対戦したことについて「50歳になったけれど、技術は忘れていない。自分の技術を子どもたちに見てほしかったし、自分自身も楽しめた」と話しました。そして子どもたちへ「また来年ここで会えることを楽しみにしている。そしてサッカー・フットサルを楽しんでほしい」と語ってくれました。