2008年ゴールデンウィークの思い出② 〜 踊るって素晴らしい!フィットネスヨコハマ2008
by :スポーツ情報センター記者
アマチュアのダンス・体操チームが日頃の成果を発表する「FANCLフィットネスヨコハマ2008」(横浜市体育協会主催)が5月5日、パシフィコ横浜・国立大ホールで開催されました。ゴールデンウィーク恒例となった大会は、今年で20回目を迎えました。発表部門に47チーム、審査を受けるコンテスト部門には8チームが参加。ヒップホップをはじめ、フラダンスなどさまざまなジャンルのチームが踊りを披露し、応援に駆けつけた家族や観客を魅了しました。色鮮やかな衣装に身を包んだ出場者たちで、会場は華やかな雰囲気でいっぱいでした。
ステージは出場者たちの熱いパワーに満ちていました
ここで活躍したのは、わが「ハマスポどっとコム」イメージキャラクターのキャプテンわんと、横浜開港150周年記念事業マスコットキャラクターのたねまるです。出場者の応援に駆けつけた“二人”はここでも人気ぶりを発揮。横浜観光親善大使と一緒に、記念撮影に引っ張りだこでした。
キャプテンわんとたねまるも、フィットネスヨコハマを満喫しました!
大会の締めくくりを飾るコンテスト部門表彰式では、キャプテンわんとたねまるが登場して会場を沸かせました。張り詰めた空気の中、いよいよ受賞チームの発表です。見事に最優秀賞の栄冠に輝いたのは、都筑区の川和高校ダンス部の生徒たちで結成された「KAWAWA DANCE CREW」です。「Misson 忍 Possible」という忍者をテーマにした力強いダンスは、終始観る側の心を引き付けてやみませんでした。
表彰式後、リーダーの田代香菜子さんは、「ちょー嬉しいです!」と喜びを爆発させました。「昨年が準優勝で他の大会でも優勝できなかったので、1位を取れたことがすごく嬉しい!」と興奮冷めやらぬ様子です。ダンス部の顧問であるYOPPY(ヨッピー)さんは、「今年から振り付けを私が主役ではなく、生徒たちに任せました。私が味付けをしたのは、観る人の気持ちを考えて振りを作るように伝えたことです。引退を控えた3年生は昨年優勝を逃したこともあり、モチベーションが非常に高かったですね。そういったことが、この結果に結びついたのだと思います」と生徒たちに囲まれて、喜びをかみしめていました。言葉に出さなくてもつながっている、先生と生徒たちの絆の深さを感じました。
悲願の初優勝を果たしたKAWAWA DANCE CREWと顧問のYOPPYさん
審査委員長の杉本智孝さんは大会を振り返り、「スポーツにおける共通した部分が審査のポイントになりました。野球で例えますと、バッターにバントのサインが出て、分かっていて打席に立つ。ここで監督と選手の気持ちがひとつになります。ダンスでも、振りを覚えた後に気持ちを一つにするのではなく、指導する側と指導される側が音楽を聞いて、振りをつける前から気持ちが一つになっていた。そういった印象を持ったグループが、今回の最大のポイントになりました」と総括しました。「輝ける場所を人生の中で一度でも体験できることは、とても素晴らしいこと。きっと将来何かの力になるはずです」と、今日という大舞台を成し遂げた出場者たちにメッセージを送りました。
踊るって素晴らしい、その一瞬にかける魂の声が伝わってきました。この日をステップに次の階段を踏み出した出場者の皆さまのこれからを、心から応援しています。
おめでとうございます、そして感動をありがとうございました!