「JCAカーリングスクール横浜2022」が開催されました!
7月31日(日)横浜銀行アイスアリーナで、JCAカーリングスクール2022(主催:公益社団法人日本カーリング協会)が開催されました。
今回のカーリング教室は小学生以上の方を対象とした教室で、関東近郊から136名の参加がありました。
講師は世界大会で活躍中の女子カーリングチーム「フォルティウス」から船山選手、近江谷選手、小野寺選手、吉村選手、小林選手をはじめ、車いすカーリング世界選手権に出場した村松選手、米谷コーチ、世界デフカーリング選手権出場の荒谷選手、松橋選手のほかサプライズ講師として「ロコ・ソラーレ」から藤澤五月選手が指導にあたりました。
参加者は、指導する選手のサポートを受けながらカーリングを楽しんでいました。
12:30からは車いすカーリング教室、14:30からはデフカーリング教室(聴覚障がいの方)が行われました。
日本車いすカーリング協会金子恵美事務局長は「この車いすカーリングは1990年代に誕生した比較的新しい競技で、2006年のトリノ冬季パラリンピックから正式競技となりました。認知度がまだまだ低いため、多くの方にこの競技を理解していただき、車いすでもカーリングができることを知っていただきたいです。体験会も行っていますので、詳しくは協会のホームページをチェックしてみてください」とPRされていました。
◆車いすカーリングの特徴について(日本車いすカーリング協会より引用)
車いすカーリングは健常やデフカーリングと同じ会場・同じストーンで行いますが、車いすでの競技であることから次の点が異なっています。
・車いすに乗り、静止した状態から「手」または「デリバリースティック」を使用しストーンを投球する
・投球する時は、チームメイトが後方を支えることができる
・スウィーピングは禁止
また、競技用具で重要なデリバリースティックは手の代わりとなるため、選手は自分に合ったスティックを常に準備し、試合中は1本のスティックを交換することなく使用しています。カーリングの用具はすべて海外製で、先端に取り付けるスティックヘッドは高いもので3万円を超えるそうです。
デリバリースティック
デフカーリング教室では、荒谷選手、松橋選手が手話でカーリングの指導にあたり、参加の皆さんは熱心にカーリングを体験していました。
松橋選手が手話で指導する様子
左から船山選手、近江谷選手、小野寺選手、吉村選手、小林選手、藤澤選手
吉村選手
「今日参加したお子さんは、とても上手でした。とても楽しいひとときでした。横浜銀行アイスアリーナで体験ができ、少しでもカーリングのすそ野を広げることができたと思います」
藤澤選手
「参加したみんなが、楽しくカーリングを体験できていたことがうれしかったです。世界での厳しい戦いとは異なり、みなさんと楽しく交流をすることができました。横浜銀行アイスアリーナに限らず、様々なリンクでカーリングができる環境があるとよいと感じました。カーリングを体験したい子どもたちのため、日本中を指導に回りたいです」
午後には山中竹春横浜市長が訪れ、車いすカーリング教室や子ども向け教室の様子を熱心に視察されていました。
最後は講師と一緒に記念写真を撮影し、終了しました。参加された皆さんは夏休みのよい体験になったのではないでしょうか。
【お知らせ】
横浜銀行アイスアリーナではどなたでも一般滑走できます。暑い夏だからこそ涼しいアイススケートを体験しませんか。詳しい営業時間は、ホームページでご確認ください。