横浜キヤノンイーグルス ホストスタジアム開幕戦
横浜キヤノンイーグルスがJAPAN RUGBY LEAGUE ONE2022での横浜ホストゲーム初戦となる試合が、1月15日(土)に日産スタジアムで行われました。
監督・選手がこの試合と地元横浜にかける思いは、マンスリートピックでご紹介したところです。
12:30開場前の東ゲート広場では、グッズのブースやキッチンカーが並び賑わっていました。ゲート前では、来場者をもてなす様々なアトラクションがあり、今回の試合では先着15,000名にキヤノンイーグルスオリジナル記念Tシャツが配布されていました。
横浜市民招待のチケット交換には、長い列ができていました。来場の皆さんに来場のきっかけを伺ってみると、戸塚区から来られた4人家族の方は「ラグビーワールドカップ2019™で、田村優選手のファンになって見に来ました。横浜にチームが来たことで、生で観戦できるのがとても楽しみです」と話され、また、ご夫婦で来られた方も「ラグビーワールドカップ2019™はここ日産スタジアムで決勝戦を見て、田村選手を応援したいです」と、ラグビーワールドカップ2019™がきっかけとなってラグビーに興味を持たれた方が多いようでした。
試合は14:30、横浜キヤノンイーグルス(横浜E)のキックオフで開始です。選手入場を、リーグワンチャンピオンズトロフィーが出迎えます。
前半から横浜Eのペースで進み、前半開始1分に松井千士選手の独走でトライ。その後10分に荒井康植選手、12分に梶村祐介選手がトライ、14分に小倉順平選手がトライと立て続けに攻め、26-0と強敵のコルベルコ神戸スティーラーズ(神戸S)を大きく引き離します。
さらには、25分に難しい角度から右ブラインドサイドへパスが渡り梶村選手が2トライ目。40分には、神戸Sのオフサイドの反則から得られたペナルティキックを田村選手が決めるなど、34-14で前半を終了しました。
後半開始3分に、アマナキ・レレイ・マフィ選手がTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)の判定となりましたが、トライが認められます。34分には中央から抜け出した梶村選手が、本日3トライのハットトリックを達成。さらには39分、中央モールから押し込み、コーバス・ファンダイク選手がダメ押しのトライ。
前半の4連続トライによる大きなリードが決め手となり、終始優勢に試合を運んだ横浜Eが55-21と横浜ホストゲーム初戦を白星で飾ることができました。
日差しが出ると温かく青空に恵まれた、ホストゲーム初戦
~試合後の記者会見~
沢木啓介監督:「(横浜Eの)強みであるフィットネスを生かして、前半から飛ばして行けた。最後はフィジカル面でガス欠となってしまったが、今日は相手を攻めるというパッション(情熱)が観客に伝えられた試合だった」と、前半の4トライは『攻めの姿勢』によるものだったことわかりました。
キャプテンの田村選手:「1週間かけて準備してきてこのような結果となってよかった。すばらしい日産スタジアムに強いチーム(神戸S)を迎え対戦した中で、自分たちの『強さ』を見せることができた。横浜にはスポーツチームがたくさんある中、ラグビーチームとしての存在感を出せたと思っています」と話し、田村選手を見たさに集まった多くの市民の心をつかんだ試合となったのではないでしょうか。
松井選手:「昨年、神戸Sに70点以上取られ悔しい思いをしたが、今日はリベンジを果たすことができた」と話しました。ホストゲーム初トライはもちろん、梶村選手のトライをアシストした場面もありました。
梶村選手:「アグレッシブにボールを前に出すことを心がけて今日はプレーをした。ハットトリック(3トライ)は社会人、大学時代でも経験はないと思う」と話し、スターティングメンバーとしての活躍が期待できる初戦となりました。
アマナキ・レレイ・マフィ選手:「チームのひとりひとりがいいマインドでプレーできた。監督はチームを強くするためフィジカル面の強化に常に取り組んでいてその成果が出ていると思う」と話し、それぞれが勝利の要因を分析していました。