「横浜市スポーツ栄誉賞贈呈式」が横浜市庁舎で行われました
10月29日(金)横浜市庁舎にて、今年度2回目の「横浜市スポーツ栄誉賞贈呈式」が行われました。
(後列左から)髙橋正治 横浜市会副議長、⼭中⽵春 横浜市⻑、髙柗義伸選手、⼭⼝宏 公益財団法⼈横浜市スポーツ協会会⻑
(前列左から)赤石竜我選手、鳥海連志選手、古澤拓也選手
「横浜市スポーツ栄誉賞」は、オリンピック及びパラリンピックで3位までに⼊賞した⽅の中で、住所、勤務先、出⾝校または所属するチームの所在地が横浜市、もしくはこれに準じると認められる⽅に、横浜市⻑及び公益財団法⼈横浜市スポーツ協会会⻑から贈られる賞です。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技⼤会においてメダルを獲得された横浜市ゆかりの選⼿22名の皆さまに贈られ、10月16日に1回目、29日は2回目の贈呈式が行われました。29日の贈呈式には、赤石竜我選手、髙柗義伸選手、鳥海連志選手、古澤拓也選手の、車いすバスケットボール 銀メダリストの4名が出席されました。
古澤選手は横浜市港北区出身で現在も市内在住、鳥海選手も横浜市にお住まいです。また、赤石選手と髙柗選手は、横浜市青葉区にキャンパスがある日本体育大学に在学されています。
受賞者の皆さまには、⼭中⽵春 横浜市⻑から賞状が、⼭⼝宏 公益財団法⼈横浜市スポーツ協会会⻑から記念品が、髙橋正治 横浜市会副議長から花束が贈呈されました。
⼭中⽵春 横浜市⻑から祝辞があり、4選手は東京2020大会の感想や今後の抱負について話されました。
赤石竜我(あかいしりゅうが) 選手
「皆さんこんにちは。本日はこのような式典にお呼びいただき、誠にありがとうございます。また、横浜市スポーツ栄誉賞というすばらしい賞を受賞できたことを本当に光栄に思っております。
また3年後のパリに向けて、次こそはもっといいメダルを獲得できるように、今後とも精進していきたいと思っております」
髙柗義伸(たかまつよしのぶ) 選手
「こんにちは。まずはこのようなすばらしい賞をいただけたことを本当にありがとうございます。たくさんのパラオリンピック期間中の応援ありがとうございました。おかげさまで、日本車いすバスケットボール史上初の銀メダルを獲得できました。
また来年には、ここにいる赤石、僕、鳥海が出場するアンダー23の世界選手権が千葉で行われるので、ぜひ応援のほどよろしくお願いいたします」
鳥海連志(ちょうかいれんし) 選手
「皆さん、こんにちは。本日は名誉ある賞を受賞できたことを、心からうれしく思っております。この大会では多くの人に応援いただき、僕たちの試合を見ていただけたことが何より良かったなと思います。
来年の世界選手権と3年後のパリパラリンピックでしっかりと結果を残して、また車いすバスケットボールで、日本中を盛り上げることができたらいいなと思っております。本日はありがとうございました」
古澤拓也(ふるさわたくや) 選手
「こんにちは。本日はこのような貴重な機会を作っていただき、本当にありがとうございます。
今大会で、車いすバスケットボールの歴史を変えることができたこと、また横浜市の皆さんにメダルを見せることができたこと、これは本当にうれしく思っております。
3年後のパリパラリンピックでは、更に良い色のメダルを皆さんに見せられるように頑張っていきたいと思うので、これからも応援よろしくお願いいたします。本日はありがとうございました」
※世界選手権:「男子U23車いすバスケットボール世界選手権大会」のこと。2022年5月27日~6月4日までの期間、千葉県千葉市で開催される。
4選手は横浜市スポーツ栄誉賞の受賞を大変喜ばれていましたが、すでに新たな目標を定め、これからの更なる活躍を宣言されていました。
授与式の後、3選手が子どもたちへ向けてのインタビューを受けてくれました。
-車いすバスケを見てくれる横浜の子どもたちへ向けて一言、お願いします
古澤選手
「少しでも車いすバスケットボールの魅力を知ってもらいたいです。パラスポーツという枠ではなくてスポーツという枠として子どもたちに感じてもらえるようなプレーを僕たちも頑張っていくので、ほかのスポーツと同じように〈好きな選手、好きなチーム〉を見つけてくれればなぁって思います。ぜひ、会場で〈生〉で見てもらいたいなと思います」
髙柗選手
「車いすバスケをするということは、障害がある方が多いと思うんです。僕も骨肉腫という病気になって闘病生活がありました。そういった子たちが車いすバスケットボールを見て、〈自分たちも練習したらこれくらい元気よく動けるんだ〉、と思ってもらえたらうれしいなと思います」
赤石選手
「今大会を機に、東京パラリンピックという期間に車いすバスケットボールというスポーツを知ってもらったと思いますし、多くの子どもたちが見てくれたと思います。実際多くの方に声をかけられるので、認知度は間違いなく大会前よりは高まったと思います。子どもたちには今大会をきっかけに、もっともっと車いすバスケットボールというスポーツの魅力を知ってもらえたらなと思います。
また、子どもたちには、障害あるない関係なしに夢や目標を持って欲しいと思います。夢や目標をどんどん口に出していって欲しいと僕は思っています。僕が東京パラリンピックに出ることができたのも、メダルを獲ることができたのも、口に出していたからかなえることができたんじゃないかと思うので、ぜひ今の子どもたちには、自分が今持っている夢や目標といったものを言葉に出していけたら、うれしいなと思っております」
東京2020大会車いすバスケットボールでは、予選ラウンド・決勝トーナメントを勝ち進んでいった選手皆さんのプレーに、多くの方が感動したと思います。
日本代表戦や国内チームによる大会が開催されたら、ぜひ、試合会場に足を運んで〈生で試合を見る楽しさ〉を味わってみたいですね。
これからも、市民の皆さんも一緒に、車いすバスケットボールに注目していきましょう!!
式典後、緊張がほどけ、にこやかな笑顔の3選手
【横浜市スポーツ栄誉賞 受賞者⼀覧】22 名
1 河田 悠希 アーチェリー男子団体 銅メダル
2 武藤 弘樹 アーチェリー男子団体 銅メダル
3 村上 茉愛 体操女子種目別ゆか 銅メダル
4 青柳 晃洋 野球 金メダル
5 近藤 健介 野球 金メダル
6 タイラー・オースティン 野球 銀メダル
7 山﨑 康晃 野球 金メダル
8 清原 奈侑 ソフトボール 金メダル
9 峰 幸代 ソフトボール 金メダル
10 山田 恵里 ソフトボール 金メダル
11 宮澤 夕貴 バスケットボール女子 銀メダル
12 入江 聖奈 ボクシング女子フェザー級 金メダル
13 本多 灯 競泳男子200mバタフライ 銀メダル
14 張本 智和 卓球男子団体 銅メダル
15 文田 健一郎 レスリング男子 グレコローマンスタイル60kg 級 銀メダル
16 屋比久 翔平 レスリング男子 グレコローマンスタイル77kg 級 銅メダル
17 欠端 瑛子 ゴールボール女子銅メダル
18 富田 宇宙 競泳男子 400m 自由形 S11(視覚) 銀メダル、100m バタフライ S11(視覚) 銀メダル、200m 個人メドレー SM11(視覚) 銅メダル
19 赤石 竜我 車いすバスケットボール男子 銀メダル
20 高松 義伸 車いすバスケットボール男子 銀メダル
21 鳥海 連志 車いすバスケットボール男子 銀メダル
22 古澤 拓也 車いすバスケットボール男子 銀メダル
(敬称略)
・1回目と2回目の贈呈式にご欠席された一部選手の皆さんからは、コメントと写真が横浜市に届いています(リンクページ)
・10月21日付イベントレポート「横浜市スポーツ栄誉賞贈呈式」もご覧ください