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    イベントレポート

横浜ビー・コルセアーズホーム最終戦~横浜武道館初開催~

B1リーグ2020-21シーズンをクラブ創立10周年の記念イヤーとして戦ってきた、横浜ビー・コルセアーズ(ビーコル)。ホーム最終節は、2020年7月にオープンしたばかりの横浜武道館での開催となりました。また、この試合は、ホーム最終戦セレモニーや長年にわたり活躍してきた竹田謙選手の2度目の引退セレモニーなど、たくさんのイベントがありました。今回は会場となった横浜武道館をご紹介しながら、最終戦のようすをお伝えします。

横浜武道館の天吊り大型スクリーンには、クラブ創立10周年の記念ロゴ

 

横浜武道館入場

5月1日(土)、会場の[横浜武道館]には太陽が降りそそぎ、これから始まる試合を予感させるように光り輝いていました。

来場者は、ビーコルボランティアクルーに誘導されて入口で「手指消毒・検温」を行い、当日配布のグッズなどを受けとりながらアリーナへと急ぎます。長い階段を上がり、アリーナへ。
フロアに近い観客席は、臨場感たっぷりです。前日の試合のライブ配信では、ビーコル独自の応援スタイルである「B-CLAP(ハリセン)」の音で解説が聞こえなくなるくらいの音量でした。声が出せない分、思いっきりB-CLAPをたたいて応援されるからでしょう。B-CLAPをはじめとする、ビーコルグッズ売り場(オフィシャルグッズショップ)でも感染防止対策として一方通行の入場規制を行いながら、スムーズに購入できるよう整理されていました。

なお、会場内での飲食については、「まん延防止等重点措置」によりアリーナ内での飲食を中止していたため、アリーナグルメエリアはありませんでした(アルコール飲料および食べ物の持ち込みは禁止、ソフトドリンクの持ち込みは可能)。

 

 

横浜武道館

2020年7月18日(土)、「横浜文化体育館再整備事業」として、メインアリーナ施設に先行してサブアリーナ施設[横浜武道館]が整備されました。

1階には、横浜市の施設としては初めての約500席の観客席を有する[武道場]があります。常設の畳面とフロア面があり、種目に合わせた利用ができます。また、会議や軽スポーツなどができる[多目的室]もあるので、大会時には控室などとしても利用できます。[武道場][多目的室]ともに、一般の利用が可能です。

 
武道場は、畳面奥の仕切りの向こう側にフロア面が広がります(仕切りは可動式)
 
武道館正面入口には大太鼓。多目的室は3分割しての利用もできます

2階・3階は吹き抜けになっていて、今回試合が行われたアリーナ(観客席約3,000席)があります。横浜ビー・コルセアーズのホームゲームや各種興行などが行われるほか、各種室内競技などを利用したい一般の皆さまへの貸し出しも行っています。また、個人で参加できる「教室」も充実していて、[アリーナ]で行われる「ヨコハマ卓球練習の日」は横浜文化体育館時代から続く教室です。[多目的室]ではチアダンス教室などの「定期教室」を開催しています。ぜひ、ホームページでチェックしてみてください。

 

ホーム最終戦

ホーム最終戦でもあり、次の今シーズン最終戦は無観客試合となったため、竹田選手とカイル・ミリングヘッドコーチ(HC)の見納めという独特な雰囲気の中、選手たちがウォーミングアップを進めます。コロナ禍の試合ということで、写真撮影も指定された記者席から行いました。
スターティングメンバーに竹田選手が名を連ねて、前半がスタート。

第1クオーターでスティールを見せるなど、リーグ最年長で引退を迎える選手とは思えないパフォーマンスをする竹田選手が、ビーコル選手やブースターをも熱狂に巻き込んでゲームが始まっていきました。

後半に入ってもその勢いは衰えず、84-70のスコアでホーム最終戦を勝利し、チーム最多タイのシーズン18勝目を挙げました。
ゲーム終了直後、ビーコルで一緒に戦っていたジェイソン・ウォッシュバーン選手と抱き合う場面もあり、竹田選手の引退に華を添えていました。

 

ホーム最終戦セレモニー&竹田謙選手・引退セレモニー

ホーム最終戦セレモニーでは、チーム愛にあふれたブースターからの手紙の朗読や、カイル・ミリングHCと強化指定選手だった河村選手やキング開選手を含めた全選手から、ブースターに向けてあいさつしました。また、今シーズンでビーコルの指揮を執るのが最後になるカイル・ミリングHCには、ブースターから寄せ書きフラッグが贈られました。We are B-CORSAIRSの曲で踊り、コート一周をしたあと、いよいよ引退セレモニーの時間です。

 

秋山選手、山田謙治アシスタントゼネラルマネージャーから惜別のスピーチと、ブースターから寄せ書きフラッグが贈られました。最後のフリースロー1ショットをみごとに決め、チームメイトのみんなに胴上げをされたその後ろ姿は、笑顔であふれているように見えました。

竹田選手は、「前回の栃木での引退記者会見では、めちゃくちゃ暗い顔をしていたので、2回目の今日は笑顔でスピーチします。ビーコルに来てあっという間の5年間でした。当時37歳、2年のブランクがあるなかでよく取ってくれたと思います。皆さんに本当に良くしていただいて、ますますバスケットが大好きになりました。ビーコルで素晴らしい仲間とプレーしたことを誇りに思います」とスピーチしました。
その後、ブースターからの拍手を名残惜しそうに受けながらコートを1周し、セレモニーが終了しました。

 

シーズン最終戦~有終の美~

試合終了後、カイル・ミリングHCは「今日の2連勝でクラブ過去最多勝利数に並ぶことができたので、あと1試合、過去の最多勝利数を抜けるように頑張りたいと思います。もうすぐシーズンが終わってしまうのは寂しいです。やっとチームの形ができてきたので、シーズンがもっと長く続いていたらと思います」と話していました。そして5月5日、無観客試合となったアルバルク東京戦では、ブースターの皆さんの応援メッセージで埋め尽くされた座席からエナジーを受けて、最終戦に挑みました。最終節までの3連勝、シーズン最多の19勝を挙げ、有終の美を飾りました。