「第19回冬季デフリンピック競技大会」~横浜市内在住在勤選手・激励会~
12月12日(木)~12月21日(土)にイタリアで開催される、「第19回冬季デフリンピック競技大会」に、横浜市内在住の花島大輔選手、花島良子選手、横浜市職員の吉田絢音選手が出場されるにあたり、激励会が行われました。
後列左から
上條浩障害福祉部長、田中博章健康福祉局長、大八木雅之社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団理事長(障害者スポーツ文化センター横浜ラポール指定管理者)
前列左から
花島大輔選手、花島良子選手、荒木田百合副市長、吉田絢音選手
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「デフリンピック」は、4年に1度、世界規模で行われる聴覚障害者を対象としたスポーツ大会です。国際オリンピック委員会は、デフリンピック・パラリンピック・スペシャルオリンピックス(知的障害者対象の大会)に対してのみ、「オリンピック」という名称の使用を許可しています。これらの大会は、いずれも4年に1度開催され、障害のあるアスリートにとっては、オリンピックに相当する大会です。
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荒木田百合副市長から
「第19回冬季デフリンピック競技大会へのご出場、まことにおめでとうございます。横浜市在住在勤の皆さんが、日本代表の選手に選ばれたことを、とてもうれしく思っております。「デフリンピック」という世界最高峰の大会まで到達された、皆さんのこれまでの努力に敬意を表するとともに、大会本番では、ぜひ日頃の成果を存分に発揮するとともに、大会を大いに楽しんで来てください。ご活躍をお祈りしています」
「来年には東京2020パラリンピックの開催も控え、今、障害者スポーツが大変注目を集めています。皆さんのデフリンピック出場は、障害者スポーツのさらなる振興につなげる大きなチャンスです。私も市民の皆さまとともに応援させていただきます」との、激励の言葉がありました。
手話で話される荒木田副市長
大輔選手は、大学生から始めたスノーボード種目の「フリースタイル」競技に出場します。デフリンピックへの出場は2007年大会に続き2回目です。
「出場するからには金メダルを獲りたいです!自分を信じて最高の演技ができるよう頑張ります!」との抱負を話されました。
良子選手は「スノーボードハーフパイプ」競技が得意で、2015年第18回大会では金メダルを獲得しています。競技を始めたきっかけは、1998年長野で行われた第18回オリンピック冬季競技大会の「スノーボードハーフパイプ」を見たからと話していました。今大会からハーフパイプ競技がなくなり「フリースタイル」のうち3競技に出場します。
2015年大会では日本選手団の旗手を務め、今大会は主将を務めることに。「種目に関係なくみんなと仲間になりたい」との抱負を話されました。個人としては「3競技全てメダルを取りたい」との抱負を話されていました。
横浜市職員の吉田選手は、アルペンスキー種目では唯一の女性選手として出場します。学生時代からスキー競技を続け、雪上練習ができない期間は、ジムでの筋力トレーニングで冬場に備えているそうです。
「初めてのデフリンピックで、不安もありますが、入賞を目指します」との抱負を話されていました。
3選手に向けて、荒木田副市長から、デフリンピックのロゴマークにある「赤・青・黄・緑」を使った花束が贈られました。
市内在住の花島大輔選手と良子選手に、大八木理事長から「障害者スポーツ国際大会出場者奨励金」が授与されました。
※社会福祉法人横浜市リハビリテーション事業団は、横浜市の障害者スポーツ振興とスポーツ人材の育成を目的として横浜マラソンなどからの寄附金を活用しており、国際大会に出場される市内在住の出場者に対して奨励金を授与しています。