第37回横浜開港祭で「パラスポーツ体験」をレポート!
2018年6月1日(金)・2日(土)に、みなとみらい地区で開催された「第37回横浜開港祭」で「パラスポーツ体験」が行われました。多くの来場者にパラスポーツの認知度や、障害への理解を深めてもらうことが目的です。
このイベントは、障害者スポーツ文化センター横浜ラポールと、横浜市障がい者スポーツ指導者協議会が活動をサポートしました。
1日(金)【競技用車いす体験、フライングディスク体験】
ほとんどの方は、競技用車いすに触れることが初めての経験で、親子で一緒に体験される様子が多く見られました。
子どもたちは30秒間、大人は1分間全力で漕ぐことに挑戦!
実際、大人が本気で漕ぐと10秒で腕がパンパンになる程のエネルギーが必要です。
試乗体験で、実際に競技を行う選手のすごさを、体感することができたのではないでしょうか。
「フライングディスク体験」では、ディスクを投げることが難しい小さな子どもたちも、近い距離から目標の丸いゴールにディスクを投げ入れては “できた!できた~!!” と大喜びしている姿が印象的でした。
丸いゴールの中にディスクを通過させる競技『アキュラシー』
2日(土)【競技用車いす体験、ボッチャ体験、車いすバスケットボール体験、ブラインド体験】
『ボッチャ』は、ジャックボールと呼ばれる白い目標球に向かって赤・青それぞれ6球ずつのボールを投げ、どちらが、よりジャックボールに近づけられるかを競うスポーツです。
子どもから大人まで、簡単なルールですぐに楽しむことができます。親子や兄弟姉妹で、白熱した試合を繰り広げたペアもたくさんいました。
『ブラインド体験』は、アイマスクを着けて歩く体験です。暗闇の中を一人で歩くことはとても怖いと想像できますよね。
実際に体験した方からは “すごく怖かった” “どこを歩いているのかも、真っ直ぐ歩けているのかも分からなかった” などの感想がありました。
補助伴走者の腕を、しっかり握る体験者。
『車いすバスケットボール体験』は、車いすに座った状態でのシュート体験です。
参加者は、頭より上にあるゴールに座ったままでシュートすることが、立ったままシュートするよりも、ずっと難しいことを実感していました。
2日間を通し、約400名の方が『パラスポーツ体験』に参加。
この体験を通して、パラスポーツや障害について、理解を深めるきっかけになったのではないでしょうか。