5月12日(土)、「2018世界トライアスロンシリーズ横浜大会」が開催されました【エリート】
5月12日(土)、世界8都市に転戦してポイントを競う「世界トライアスロンシリーズ」第3戦の横浜大会が開催されました。東アジアでは唯一の開催となります。今年も山下公園周辺の特設会場が舞台で、男女は32の国と地域から108人が出場しました。
この横浜大会から「2020東京五輪」の出場につながるオリンピックポイントのランキングが始まりました。対象のレースで獲得したポイントに応じて、オリンピックに出場できる出場枠最大3枠が決まります。日本は開催国なので、男女2枠ずつ決定していますが、対象レースの結果次第では3枠の可能性があります。「2020東京五輪」の本番のレースまで、世界トライアスロンシリーズ横浜大会は残り15レースしかなく、1戦1戦が大事となります。
[スイム]
子ども達にタッチをして、ポンツーン(浮き桟橋)へ向かう前田凌輔選手
最初のブイまで310m。スイムでは、早い段階でいかに集団から抜け出して、余裕をもって最初のブイをまわるかが勝負の分かれ目でした。
[バイク]
バイクで横浜の名所を周りながらのコース。
エリート女子は、日本勢がいる第2グループ(20人)が集団となってドラフティングしづらい状況の中、走りました。一方、トップグループ(10人)は、ドラフティングしながら、後続の第2グループを引き離しました。
エリート男子はトップグループが44人の大集団となり、差が縮まりません。ランでの勝負となりました。
※ドラフティングとは
バイクはスピードを出せば出すほど空気抵抗を受けるので、その負担をみんなで平等に均等に分け合い、全体のスピードを上げる方法。人数は10人以下が望ましいと言われています。
左から瀬賀楓佳選手、井出樹里選手、佐藤優香選手、久保埜南選手
左から石塚祥吾選手、シモン・ビアン選手(フランス)
[ラン]
女子チームは順位を徐々に上げましたが、入賞には及びませんでした。男子チームはランで勝負をかけましたが、力及ばす順位を下げてしまいました。
女子チーム 日本勢トップを走る高橋侑子選手
大会にはボランティアの支援はかかせません。エイドステーション(給水所)のほか、会場誘導などを行いました。
エイドステーション(給水所)で水を渡すボランティアの方々。もらった水を飲む上田藍選手
赤レンガ付近のカーブで落車したカーステン・カスパー選手(世界ランキング1位、黒のユニフォーム)とアリーチェ・ベッド選手。
カーステン・カスパー選手はすぐにレースに復帰しましたが、上位に食い込めず、途中棄権しました。
沿道ではカメラを手にした市民らが観戦しました。お気に入りの選手が通るたびにシャッターが切られ、拍手や声援が送られました。
横浜の名所をバイクで駆け抜けるコース設定され、横浜を世界に発信しました。
[表彰式]
■結果
□エリート女子
1位 フローラ・ダフィ(Flora Duffy)[バミューダ諸島]
2位 ケイティー・ザフィアエス(Katie Zaferes)[アメリカ]
3位 ノン・スタンフォード(Non Stanford)[イギリス]
□エリート男子
1位 マリオ・モーラ(Mario Mola)[スペイン]
2位 ヤコブ・バートウィッスル(Jacob Birtwhistle)[オーストラリア]
3位 フェルナンド・アラルサ(Fernando Alarza)[スペイン]
■日本チーム順位
□女子
15位 高橋侑子[富士通(東京)]
16位 井出樹里[スポーツクラブNAS(神奈川)]
18位 佐藤優香[トーシンパートナーズ、NTT東日本・NTT西日本、チームケンズ(山梨)]
27位 久保埜南[トーシンパートナーズ・チームケンズ(山梨)]
29位 瀬賀楓佳[トーシンパートナーズ・チームケンズ(山梨)]
30位 上田藍[ベリエ・グリーンタワー・ブリジストン・稲毛インター(千葉)]
□男子
32位 小田倉真[三井住友海上(東京)]
34位 古谷純平[三井住友海上(東京)]
36位 石塚祥吾[日本食研(愛媛)]
47位 細田雄一[博慈会(東京)]
48位 前田凌輔[ベルリオ(愛知)]
「2018世界トライアスロンシリーズ横浜大会」の様子はこちらから クリックをしてください。
大会の様子
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