「Green Triathlon(グリーントライアスロン)」が開催されました
4月14日(土)、横浜市中区の山下公園において5月12日(土)・13日(日)に同公園周辺で開催される「2018ITU世界トライアスロンシリーズ横浜大会」(以下、2018WTS)の1ヵ月前のプレイベントとして、「Green Triathlon(グリーントライアスロン)」が開催されました。
【開会】
(写真左)岡田展生 横浜市市民局スポーツ振興担当部長
(写真右)花上喜代志 横浜市トライアスロン協会会長
【Green Triathlon (グリーン トライアスロン)とは】
国際トライアスロン連合(ITU)と日本トライアスロン連合(JTU)では、地球環境を意識した「グリーントライアスロン」を推奨しています。
大会運営のすみずみまで自然環境に対する負荷を抑える配慮を施し、さまざまな視点からリデュース(減らす)、リユース(再利用)、リサイクル(再資源化)の3Rを目指して、トライアスロンという世界から注目されるスポーツを通じて、より多くの方に地球環境への意識を高めることを目的としています。
自然環境にやさしいトライアスロン大会をめざして、メイン会場である山下公園、スイム会場となる山下公園前海面及び海底の清掃や、消防船による大迫力の放水デモンストレーション、ヘリコプターなどを使った救難訓練が行われました。
【放水デモンストレーション】
左:よこはま 右:ひりゆう
オープニングでは、横浜市消防局消防艇「よこはま」と横浜海上保安部消防船「ひりゆう」による放水デモンストレーションを実施。
トライアスロン参加者が上がってくるエリアの貝類を、こそぎ落したり、海底のごみを回収しました。今年の海中は、ワカメが大量発生していてごみを探すのに一苦労。毎年の清掃が功を奏し、だんだん回収されるごみの量は少なくなっていますが、それでも缶や瓶のほか財布や携帯電話さらには、大きな植木鉢まで回収されました。
【山下公園内清掃】
(写真上2枚)ごみ拾いの様子
(写真下)ボランティアの皆さん(参加者が集めたごみとともに)
準備された軍手・トング・ゴミ袋を使い、多くの方にご参加いただきました。
横浜市とJFEスチール株式会社による共同研究実証実験モニタリング中継は、水中カメラにより海中からライブ中継を行いました。「春にごり(海藻などが溶け出してにごっている状態のこと)」で視界は1メートル以下でしたが、横浜の海の豊かさを紹介していました。
山下公園前水域に生息する生き物の展示・ふれあいタッチプール。ダイバーによる清掃時に採取した山下公園産のワカメが大漁(大量)!!
「きれいな海づくり事業」の紹介は、横浜港の生き物について理解を深めてもらいました。また、横浜市金沢区の漁港に上がったワカメの試食は、早々に無くなっていました。
【水難救助訓練】
横浜水上警察・警察用船舶「つるぎ」、横浜市消防局・消防艇「よこはま」、神奈川県警察航空隊・ヘリコプター「おおやま」による水難救助訓練では、足がつった場合や離岸流に巻き込まれた場合を想定しての水難救助訓練が行われました。
神奈川大学及び東海大学、横浜国立大学のトライアスロン部選手による400メートルの試泳が行われました。横浜国立大学の野田頭さんは「水温17℃というコンディションでしたが比較的泳ぎやすかったです」との感想。
【ランニング講習会】
2018WTSエイジグループの初参加者を対象とした、ランニング講習会を実施しました。
【2018WTSと横浜ラポールのPRブース】
花上会長も試乗されました。
パネル展示やチラシの配布、パラトライアスロンの競技用車いす(ハンドサイクル)展示や試乗が行われました。
【横浜市消防局PRブース】
消防用ユニフォームを試着して、親子で記念撮影。住宅用火災報知機の重要性などのPRを行いました。
【横浜水上警察署PRブース】
白バイが用意され、こども達はミニバイクだけでなく、本物のバイクに乗っての記念撮影で、上機嫌。
【横浜海上保安部PRブース】
制服試着コーナーとグッズの販売を行っていました。
今回で開催8回目となる「2018世界トライアスロンシリーズ横浜大会」は、5月12日(土)にエリートパラトライアスロンの部、エリートの部が、5月13日(日)にはエイジパラトライアスロンの部、エイジグループ(スタンダード、スプリント)の部、リレーの部が開催さます。
きれいな海・街「横浜」を会場とする、トップレベルのトライアスロンを間近で観戦できるこの機会に、ぜひ会場で観戦してみてはいかがでしょうか。