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    イベントレポート

第20回 2017FIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会の開催

 平成29年6月3日(土)と4日(日)に横浜市平沼記念体育館で「第20回 2017FIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会」が開催されました。北は北海道、南は沖縄まで全国から146名の選手が集まり、会場内は活気にあふれていました。

 

 

【大会の趣旨】

 この大会は知的障害者の競技会で、知的障害者のスポーツへの意欲を高め、広く社会参加を促すねらいがあります。

 男子・女子シングルスと男子・女子ダブルス、男子・女子シングルスフレンドリーに分かれ、6月3日(土)の予選リーグ、6月4日(日)は決勝トーナメントが行われました。

 
 

【開会式】

 開会式では一般社団法人日本FID卓球連盟会長の山口宇宙氏が「やるからには勝ちたいと思う気持ちが大切です。練習してきた成果を大会で出し切ってください。」と選手に励ましの言葉をかけていました。

 
 

【卓球大会の様子】

 体育館の20のコートのあちらこちらで、選手はポイントを奪うたびに大きな声をあげガッツポーズをする選手たちに、観覧席から大きな声援と拍手がわきおこりました。
 

 

 

 

  

 

 

 参加した選手の中に2016リオパラリンピック卓球、知的障害者クラスで活躍した「伊藤槙紀選手」と「竹守彪選手」の姿がありました。2人とも「一球入魂」、真剣な表情で試合に臨んでいました。

  

写真左:伊藤槙紀選手(神奈川)     写真右:竹守 彪選手(千葉)

 

 日本代表選手のメダルラッシュに沸く世界卓球ドイツ大会が開催中でもあり、本大会でモチベーションがあがる出場選手たちでした。また、選手たちはきっと「2020年東京五輪パラリンピック」出場の夢を描いてプレーをしていたことでしょう。

 
 

【2017FIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会結果】

ダブルス(男子)

 優 勝  加藤耕也(神奈川)・福井昴孔(滋賀)ペア

 準優勝  宮内 良(神奈川)・高橋利也(京都)ペア

 第3位   竹守 彪(千葉)・木川田優大(千葉)ペア

 

ダブルス(女子)

 優 勝  木村はるみ(宮城)・美遠さゆり(新潟)ペア

 準優勝  大野由美(山口)・古川佳奈美(福岡)ペア

 第3位   伊藤槙紀(神奈川)・川崎歩実(広島)ペア

 

シングルス(男子)

 優 勝  加藤耕也(神奈川)

 準優勝  竹守 彪(千葉)

 第3位   宮内 良(神奈川)

 

シングルス(女子)

 優 勝  美遠さゆり(新潟)

 準優勝  大野由美(山口)

 第3位   古川佳奈美(福岡)

 

男子シングルスフレンドリー

 優 勝  山田航大(新潟)

 準優勝  伊藤 翼(東京)

 第3位   岡 佑太(滋賀)

 

女子シングルスフレンドリー

 優 勝  門田美和(群馬)

 準優勝  今井紋加(京都)

 第3位   海老澤京子(埼玉)

 

 
 

【パラリンピック 卓球】

 パラリンピックの競技種目は20種目ありますが、知的障害者が出場できる種目は数が少なく3種目です。(ほかに陸上競技、競泳)

 また、卓球は障害の種類、程度ごとにクラスが分けられています。大きく分けると車椅子、立位、知的障害の3つのクラスがあり、さらに車椅子と立位クラスついては、障害の程度によって5つに分かれています。知的障害クラスの卓球ルールは健常者と同様で行われています。