横浜F・マリノスが劇的勝利で天皇杯準決勝進出
2016年12月24日(土)、第96回天皇杯全日本サッカー選手権大会準々決勝「横浜F・マリノス vs ガンバ大阪」が日産スタジアムで開催されました。
天皇杯3連覇を目指すガンバ大阪と3年ぶりの天皇杯優勝を目指す横浜F・マリノスの対戦となった今回のカード。日産スタジアムで2016年最後の試合となる横浜F・マリノスは「ホーム」に詰めかけた大勢のサポーターの前で是が非でも勝利がほしい試合です。
前半から、攻守がめまぐるしく切り替わる試合展開のなか、横浜F・マリノスは、2016シーズンJリーグベストイレブンを受賞した齋藤学選手が絶好調。得意のドリブルで相手ゴール前までしかけ、チャンスを作り出します。
0-0で折り返した後半、試合を動かしたのはやはり齋藤選手。
後半18分、それまで左サイドで攻撃をしかけていた齋藤選手が右サイドからペナルティエリア内へドリブル突破したところで相手DFに倒され、PKを獲得。齋藤選手自らゴール左へ決め、横浜F・マリノスが先制。
しかし、後半41分にコーナーキックからのこぼれ球をガンバ大阪の今野泰幸選手に決められて1-1の同点に。
その直後、横浜F・マリノスは負傷のため長期離脱していた中村俊輔選手が約3か月ぶりのピッチに立ちました。
すると、延長が見えてきた後半アディショナルタイム6分、その中村選手からのパスが起点となり、天野純選手が見事なミドルシュートをゴールに突き刺し、2-1とし、横浜F・マリノスにとって2016年最後となる日産スタジアムでの試合を劇的な勝利で飾り、天皇杯ベスト4進出を決めました。
2016年、横浜F・マリノスにとって日産スタジアム最後の試合となるこの日、勝利によって見事咲き誇るトリパラの花を見ることができました。
優勝した2013年大会以来となる優勝を目指す横浜F・マリノスは、J1リーグ年間王者で、先日開催されたクラブワールドカップでアジア勢初の準優勝チームとなった鹿島アントラーズとヤンマースタジアム長居で対戦します。
なお同日、日産スタジアムでは、天皇杯準決勝のもう1試合「大宮アルディージャ vs 川崎フロンターレ」が行われます。