日立サンディーバ、下剋上への第一歩【第49回日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメント】
第49回日本女子ソフトボールリーグ決勝トーナメントが平成28年11月26日(土)、明治神宮野球場で開幕しました。
リーグ戦の成績上位4チームによる決勝トーナメント、横浜市を拠点に活躍する「日立サンディーバ」は4位に滑り込み、目標としていた5年ぶりの決勝トーナメント出場を決めていました。
日立サンディーバは、リーグ戦3位のビックカメラ高崎との対戦。
大事な一戦、 日立サンディーバの先発は小薗美希投手。
【今シーズン8勝と大きく飛躍した小薗美希投手が大舞台の先発を任される】
連覇をかけて戦うビックカメラ高崎の先発は、今シーズン前人未到の200勝を達成した日本のエース・上野由岐子投手。
試合が動いたのは2回。
日立サンディーバが、7番・田邊奈那選手のレフトオーバーの2点本塁打で先制。
【先制ホームランの田邊奈那選手(背番号9番)を迎える選手と大盛り上がりのスタンド】
日立がピンチを迎えたのは4回表。
四球と内野安打でノーアウトランナー1・2塁のピンチ。相手に送りバントを許さず、1アウト1・2塁で、ビックカメラ高崎6番・柳内春菜選手は1・2塁間を痛烈に切り裂くライト前ヒットを放ちますが、ライト・長谷川千尋選手の好返球で2塁ランナーはホームバックアウト。相手に流れを渡さないビッグプレーが飛び出しました。
【ライト・長谷川千尋選手の好返球はこの試合を左右するビッグプレーとなった】
大きなピンチを防いだ日立サンディーバは、その裏、5番・那須千春選手のセンター前ヒットからチャンスを作り、1番・山田恵里選手のスリーランホームランなどで4点を奪い、6-0とし、相手の大エース・上野由岐子はこの回で降板となりました。
【えのきどいちろうの横浜スポーツウォッチングvol.51「ライジングスター」に登場いただいた那須千春選手もチャンスを広げる活躍】
【さすが中心選手! 日本代表でともに戦う上野由岐子投手を打ち砕く一発】
その後さらに追加点をあげて、7-0で迎えた最終回、粘るビッグカメラ高崎に2本のホームランを浴び、7-4と追い上げられるも、後続を抑えて勝利。
【応援席に勝利の挨拶と感謝の気持ちを込めて】
日立サンディーバは、27日(日)の第1試合で、敗者復活戦に回ったリーグ戦2位の太陽誘電ソルフィーユと対戦、この試合に勝利すれば、リーグ戦1位のトヨタ自動車レッドテリアーズとの決勝での対戦となります。
1つ目の目標だった5年ぶりの決勝トーナメント進出を成し遂げたチームが目指すのは、リーグ戦4位からの「下剋上」…2000年以来の日本一を目指した戦いはまだ続きます。
【第49回日本女子ソフトボールリーグ 決勝トーナメント2日目】
平成28年11月27日(日)
10:30~ 3位決定戦
太陽誘電ソルフィーユ(リーグ戦2位) vs 日立サンディーバ(同4位)
13:30~ 決勝戦
トヨタ自動車レッドテリアーズ(リーグ戦1位) vs 3位決定戦勝者