横浜F・マリノスfuturo(フトゥーロ)石巻遠征レポート
Jリーグで初の障がい者(知的障がい者)サッカーチーム「横浜F・マリノスfuturo(フトゥーロ)」(横浜F・マリノス、障がい者スポーツ文化センター横浜ラポール、公益財団法人横浜市体育協会 共催)は、昨年に引き続き宮城県石巻市において行われた「第13回東北障がい者サッカー大会」に参加しました。
以前より交流のあるNPO法人石巻スポーツ振興サポートセンター(以下、石巻ID)より、2年連続の招待を受け、選手14名、スタッフ9名が10月9日(日)、10月10日(祝・月)の日程で遠征しました。
●遠征1日目
10月9日(日)朝6時50分、横浜ラポール前から石巻に向けマリノスバスで出発
車中の様子
移動中のバスの中で、改めて震災時の状況を知り、今回訪れる南三陸町のことについて勉強しました。
遠征の初日は「東日本大震災」から5年半経った石巻の現状を、スタディーツアーとして体感しました。
石巻に到着し、現地の石巻IDサッカーチームスタッフの青山さんに帯同していただき、現地の説明を詳しく案内していただきました。
南三陸町高野会館
宮城県南三陸町にあるこの会館は、志津湾から約200mの場所にある結婚式場です。当時、会館から避難しようとした利用客を従業員が必死に引き止め屋上に避難させ、従業員や利用客約330名全員の命を救いました。
南三陸町防災対策庁舎
この防災対策庁舎の高さは12m。実際の津波の高さは15.5mにもなったそうです。屋上に避難した52人のうち、10人のみが助かりました。当時、町職員の遠藤未希さんは、まさに津波が押し寄せて来た際に、最後の最後まで住民に避難を呼びかける放送をして帰らぬ人となってしまいました。
選手・スタッフ全員が慰霊碑にお線香をあげ、追悼の意を捧げました。
●遠征2日目
第13回東北障がい者サッカー大会開催
今年は宮城県をはじめ、青森県・福島県・仙台市そして横浜市(futuro)から6チームが参加しました。
開会式
試合前のウォームアップの様子
試合前の整列
ゲームの様子
【結果】
第1試合 vs 石巻ID(宮城県) 9-0(6-3 3-0)勝利
第2試合 vs 福島FID(福島県) 3-0(3-0 0-0)勝利
第3試合 vs 仙台フォルツァA(仙台市) 5-0(3-0 2-0)勝利
昨年は全勝を逃してしまいましたが、今年はそのリベンジを胸に全試合全力で戦った結果、3試合全てに勝利することができ、しかも失点0という結果を残すことができました。来年も招待してもらえるよう一生懸命練習していきます。