【救える命を救いたい】救急医療週間イベント「旭区救急フェア2015」
平成27年9月5日(土)、相鉄線二俣川駅コンコースで「旭区救急フェア2015」が開催されました。
9月9日の救急の日を中心とした救急医療週間の中で開催された普及啓発イベントです。
横浜市旭区は横浜市内で高齢者人口が最も多く、救急件数が増加しています。
そのような中、緊急性の高い症状の市民が救急車を使えなくなることのないよう、市民に対し正しい救急車の利用を広報することなどを目的に、横浜市旭消防署などの主催により始まったのが旭区救急フェアです。
今回3回目を迎えたこのイベント、救急隊だけでは解決できない介護・福祉等の相談やケガや急病に掛からないための健康相談なども同時に実施され、今回初めて、横浜市旭スポーツセンターを中心に、相鉄線沿線区の担当も含めた公益財団法人横浜市体育協会の職員が「ハマトレ体験コーナー」に従事しました。
平成26年横浜市救急統計データによると、旭区内においては、ケガで救急搬送をされた方の6割以上が65歳以上の高齢者で、その85%が転倒・転落によるケガという統計が出ており、高齢者の転倒を防ぐ対策の啓発の重要性が認識されています。
その一つである「ハマトレ」は、歩くことに大切なバランス強化や傾き改善、股関節の伸縮、足の筋力強化などの要素に着目して横浜市が開発したトレーニングで、今回横浜市体育協会の職員が体験コーナーで指導にあたりました。
ハマトレ体験コーナーには、多くの通行客が足をとめ、健康への関心が伺われました。
横浜市旭消防署予防課の河原公一課長は、「幅広い人に救急に関する知識を知ってもらうことと同様、一人でも多くの市民・区民が救急に頼らない生活を送るため、ケガを未然に防ぎ、健康な身体づくりに関心を持ってもらうことも重要になってくるので、今回、旭スポーツセンターと連携させていただきました。今後も引き続き、区内の関係機関と連携して啓発を行っていければと考えております」とお話しされました。