7月 横浜武道館開館~横浜市初!本格的武道場がついに完成!!~
7月18日(土)、横浜市による「横浜文化体育館再整備事業」として、メインアリーナ施設に先行してサブアリーナ施設として整備した「横浜武道館」の開館を祝う記念式典が、招待者ら約380人を迎えて行われました。
式典終了後には、横浜スポーツ・レクリエーションフェスティバルの一環として、横浜武道合同演武会運営委員会による「横浜武道合同演武会」が行われました。
※横浜文化体育館再整備事業
横浜文化体育館敷地及び旧横浜総合高校敷地の2つの土地を活用して、市民利用はもとより、大規模な大会やコンサートなどの興行利用にも対応したメインアリーナ施設及び横浜武道館としてサブアリーナ施設を整備し、横浜の新たなスポーツ振興の拠点とするとともに、特にメインアリーナ施設においては、コンサートなどの様々な興行利用を積極的に図ることにより、関内駅周辺地区の賑わい創出の核とすることを目的とする。
市の公の施設であるメインアリーナ施設及びサブアリーナ施設で構成される横浜文化体育館と、民間事業者が主体的に運営する民間収益施設を一体的に整備するものとする。
~横浜文化体育館再整備事業 落札者に決定に関する報告書~から引用
《横浜武道館 概要》
所在地:横浜市中区翁町2目9番地10
建築概要:地上3階 延床面積14,981.11m2
鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
開館時間:原則9時00分~22時00分
室場:1階 武道場 864m2(16m×54m、天井高4.5m)、観客席 約500席
1階 多目的室 189m2(移動間仕切壁3分割可)
2階 アリーナ 2,622m2(38m×69m、天井高14.5m)、観客席 約3,000席
4階 VIPラウンジ 64m2
2階アリーナ・柔道利用イメージ
2階アリーナ・内観
上記素材提供:梓設計・フジタ 設計共同体
【横浜武道館開館記念式典】
オープニングでは、和太鼓グループ彩・齋英俊さんによる『和太鼓演奏』が打ち鳴らされ、柔道男子60kg 級でアトランタオリンピック、シドニーオリンピック、アテネオリンピックで柔道史上初、また全競技を通じてアジア人初となるオリンピック3連覇を達成された、野村忠宏さんによる『開館記念演武』が行われました。
マスクを着用して演武された野村さんですが、現役時代をほうふつとさせる技のキレを魅せてくださいました。
横浜市林文子市長による主催者あいさつ
「横浜市の公共施設として初となる本格的な武道場を有した横浜武道館が、7月24日のスポーツの日に開館いたします。横浜市にとってこの横浜武道館の開館は、長年の悲願でした。本日、皆さまにお披露目でき感慨深い思いでいっぱいです。
オリンピック3連覇の偉業を達成された、野村忠宏さまの素晴らしく迫力のある演武を観させていただき、武術・武道の素晴らしさを実感いたしました。
この度開館を迎えた横浜武道館は、和の趣や武道の精神性を象徴する『質実剛健』をイメージしたデザインとなっています。
9月に閉館する隣接の横浜文化体育館の跡地には、令和6年の開業を目指してメインアリーナを整備します。横浜武道館と共に利用することで、世界大会が開催できる規格となっております。今後整備されるメインアリーナとこの横浜武道館は、『関内関外地区の活性化に資するにぎわいづくりの核』となっていきます」
と話されました。
開館記念セレモニーとして、「鏡開き」が行われ、お開きとなりました。
【第22回横浜武道合同演武会】
~令和弐年 ここに柊(しゅう)なるや横浜武道~
「第22回横浜武道合同演武会」を主管する横浜武道合同演武会運営委員会小川肇委員長は、「みなさんこんにちは。今日、横浜市内10武道団体の一人ひとりが武道館建設を30年に渡る悲願として、50万人に上る署名活動などさまざまな活動をし、多くの皆さまのお力を得て、この横浜武道館が完成し、横浜武道館開館記念式典が行われ、感慨無量でございます」と、あいさつされました。
演武のようす(演武順)
相撲
弓道
なぎなた
空手道
剣道
柔道
少林寺拳法
日本拳法
太極拳
合気道
今回は、開館記念式典終了後ということもあり、林市長や各界の来賓が参列されました。未来ある子どもたちの演武に対し多くの拍手が送られ、きびきびとした武道精神あふれる演技に息をのむ瞬間があるなど、大変見応えのある演武会となっていました。
【横浜文化体育館としての横浜武道館とメインアリーナ】
7月24日に開館した、横浜武道館。1階の武道場では、横並びで4面配置ができ、各種競技の同時利用が可能となっています。2階のアリーナでは、Bリーグをはじめとするプロスポーツの試合や市民によるスポーツ大会や教室などの開催が予定されています。たくさんのコンサートやサーカスなどが開催されるといいですね。
この後9月6日に、はす向かいにある現横浜文化体育館が閉館し、いよいよ2024年(令和6年)4月(予定)のメインアリーナ開館に向かって進んでいきます。
横浜武道館の大山圭子館長に、これからの横浜武道館について抱負を語っていただきました。
「念願の横浜武道館が、市民の皆さまの大きな期待を背負って開館しました。
この横浜武道館は、横浜文化体育館再整備事業の一環として建設されるとともに、関内駅周辺地区のまちづくりのリーディングプロジェクトとして位置付けられています。現在の横浜文化体育館の跡地に2024年にオープンするメインアリーナ施設、そして、旧横浜総合高校の跡地に、サブアリーナとして横浜武道館を整備し、民間収益施設とともに関内関外地区の賑わいを創出することを目的としています。
この目的を達成するための第一歩として、横浜武道館が地域の皆さまに愛され、多くの方々に集っていただける施設となるよう、私たち職員・スタッフ一同、おもてなしの気持ちを第一に考えた、施設運営を進めてまいります。
まずは、一度横浜武道館に足を運んでいただき、日本の伝統美を持つ武道館として、趣のある空間を体感していただければと思います」
横浜初の本格的武道場を有する「横浜武道館」が、ついにオープンしました。
大いに、期待しましょう。
:問合せ先:横浜武道館
TEL:045-226-2100
mail:yokohama-budokan@yspc.or.jp