
Vol.48「いよいよハマピックがスタート、目指せ全国障害者スポーツ大会!」
■はじめに
「ハマパラ便り」読者の皆さん、こんにちは。依然として寒暖差の激しい日々が続いてますが、体調など崩されていないでしょうか? 筆者はこの時期、花粉症なのかあるいは風邪をひいているのか判らなくて困ります。さて、今年度の「ハマパラ便り」も今回が最終回です。今回は例年同様、2025シーズンのパラスポーツ情報を横浜市中心にお届けします。
■横浜市を代表するパラスポーツ大会「ハマピック」
「ハマピック(横浜市障害者スポーツ大会)」は横浜市を代表するパラスポーツ大会です。
第30回ハマピック(横浜市障害者スポーツ大会)個人競技のご案内 | ラポール For Smile – 情報発信サイト
ハマピックポスター.pdf
4月から5月にかけて行われるのは個人競技で、日程順に「アーチェリー・ボウリング・ボッチャ(4月6日)」「水泳(4月13日)」「卓球・サウンドテーブルテニス※ (4月20日)」「フライングディスク・陸上競技(4月29日)」となっています。
※サウンドテーブルテニス(STT)は視覚に障がいのある方が行う卓球です。
サウンドテーブルテニス | 競技紹介 | パラスポーツスタートガイド
「ハマピック」については、毎年「ハマパラ便り」で紹介しているので、知っている読者も多いと思いますが、どのような対象にどのような競技(種目)があるのかまでご存じの方は少ないかもしれません。興味のある方は開催要項(↓)をご覧ください(注:申込みは既に終了しています)。
第30回ハマピック 開催要項・申込用紙.pdf
意外に多くの競技(種目)があることに驚かれることでしょう。
第30回の特徴は、同日の複数競技開催が多いことです。障害のある方の中には、「フライングディスク」と「陸上競技」の両方を行っている、といった選手も少なからずいますが、そのような方は、今回どちらかの種目を選ばざるを得ない状況となっています。大会会場のスケジュールによって決まるので致し方ないとはいえ、運営側の負担も大きいはずなので、出来れば例年のように分散されたスケジュールが望ましいことでしょう。
■そのほかのパラスポーツイベント
「ハマピック」から始まる横浜のパラスポーツですが、以下では日程順に2025シーズンのスケジュールを列挙します(注:予定は変更になる可能性もあり、大会の視察などを検討される方は、必ず大会ホームページなどで最新の情報をご確認ください)。
(1)ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会
5月17日(土)・18日(日)ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会が山下公園周辺で開催されます。世界を転戦する同大会ですが、横浜は2月のアブダビ(UAE)大会に続く第2戦です。天候さえ良好ならば、景観も最高なシチュエーションで世界のトップアスリートを目の前で見ることができます。もちろん、パラの選手の活躍も見逃せませんので、お時間のある方は横浜散策がてら観戦されてはいかがでしょうか?
ワールドトライアスロンシリーズ横浜大会情報サイト|YOKOHAMA TRIATHLON
また、大会にあわせて象の鼻パークで開催されるハマトラFESには、トライアスロンに関連した様々なコンテンツが揃います。観戦に来られたら、是非象の鼻パークにも足をお運びください。
ハマトラFES|5月17日・18日 象の鼻パークで開催!
(2)パラIDジャパン・チャンピオンシップ卓球大会2025
知的に障害のある方の卓球大会が、7月12日(土)・13日(日)の2日間、神奈川県立スポーツセンター(藤沢市)で開催されます。
(3)ハマピック団体競技
ハマピック団体競技は、9月~11月に開催されますが、ここでは、日程のみ列挙します。
9月20日(日) :ハマピック「バスケットボール」@横浜ラポール
11月8日(土) :ハマピック「バレーボール」@横浜ラポール
11月9日(日) :ハマピック「サッカー」@玄海田公園運動広場(緑区)
11月16日(日) :ハマピック「ソフトボール」@岸根公園野球場(神奈川区)
(4)横浜八景島トライアスロンフェスティバル2025(仮称)
例年、9月の最終日曜日に開催される、八景島でのトライアスロン大会が、今年度も行われる見込みです。まもなくホームページ等で案内が始まると思いますので、興味のある方は時々覗いてみてください。
横浜八景島トライアスロンフェスティバル ※現在は2024年大会情報が掲載されています
この大会は、比較的気軽に参加できることが魅力の一つですが、一方で上位の成績を収めれば、翌年のワールドトライアスロン横浜大会(エイジグループ)への優先出走権を得るチャンスのあることも嬉しい所です。
(5)第24回全国障害者スポーツ大会「わたSHIGA輝く 障スポ2025」
障スポ | 国スポ・障スポ 滋賀 2025
今年の全国障害者スポーツ大会は、10月25日(土)~27日(月)まで、滋賀県で開催されます。「ハマパラ便り」読者ならばご承知の通り、この大会は47都道府県に20政令市を加えた全67チームが参加します。ちなみに昨年10月に開催された「SAGA2024大会」では、横浜市チームがメダル獲得率において全67チーム中第1位(79.78%)となりました。今年の活躍にも期待が高まります。
(6)横浜マラソン2025
「横浜マラソン」横浜マラソン2025 | 横浜を走る、世界が変わる。
横浜マラソンは10月26日(日)に開催。車いすの方も楽しく走れる「ファンラン」は、障害のある方とそのご家族・支援者にとっても大変有意義なプログラム。身体的な障害がかなり重い方の参加も散見されるのは、横浜マラソンならではの光景と言ってもいいでしょう。しかも、一般レースと同日に同会場(距離、コース等は若干変わります)で、というところもポイントです。
(7)東京2025デフリンピック
東京2025デフリンピック 大会情報サイト
デフリンピックは「きこえない、きこえにくい」人のスポーツ大会です。実はパラリンピックよりも歴史があり、今年の東京大会で100周年を迎えます。
デフリンピックのご紹介
大会の正式名称は「第25回夏季デフリンピック競技大会 東京2025」、大会期間は11月15日(月)~26日(金)までの12日間です。
■「横浜ラポール ハマパラ」のフォローをお願いします
毎回お願いしているところですが、横浜ラポールでは、X(旧ツイッター)「横浜ラポール ハマパラ」で,さまざまな情報を提供しています。
まだ見ていない方は一度覗いてみてください。いつも見ているよ、という方も含めて「横浜ラポール ハマパラ」のフォローを願いします。
(横浜ラポール【ハマパラ】(@RAPO_hamapara)さん / X(旧Twitter))
■おわりに
今年度最後となる「ハマパラ便りVol.48」では、4月から始まる2025シーズンのパラスポーツ情報を横浜市中心にお届けしました。2025シーズンには日本で初めて「デフリンピック」が開催されます(東京ですけど…)。来年度、どこかのタイミングで「デフリンピック」について、詳しくご紹介したいと考えています。
一年間、お付き合いいただきありがとうございました。