Vol.40 「特別全国障害者スポーツ大会」報告と横浜市パラスポーツ指導者協議会の紹介
■はじめに
「ハマパラ便り」読者の皆さん、こんにちは。異様に熱い日が続いた、と思ったら、今度は急に寒くなり、体調管理が大変な毎日ですね。今回のVol.40では、国内最大のパラスポーツイベントである「特別全国障害者スポーツ大会~燃ゆる感動かごしま大会~」における横浜市選手団の結果報告と、横浜におけるパラスポーツの普及振興に欠かせない存在となっている、横浜市パラスポーツ指導者協議会(愛称:バセル)のご紹介を行います。
■「特別全国障害者スポーツ大会~燃ゆる感動 鹿児島大会~」
「ハマパラ便り」Vol.38でお伝えした通り、今年はタイトルに「特別」という冠のつく大会となりました。既にご承知の方も多いと思いますが、全国障害者スポーツ大会は、一般の国民体育大会(以下、国体)と違い、47都道府県に20の政令指定都市を加えた全67チームが参加しています。各チームの成績を単純に比較することはできないのですが、横浜市ではメダル獲得率(メダル獲得数÷選手延べ数×100)及び金メダル獲得率(金メダル獲得数÷選手延べ数×100)という二つの指標を用いて、国内での順位を確認しています。
今回の大会では、メダル獲得率が78.65%で4位、金メダル獲得率は47.19%で3位(ともに全67チーム中、67チーム中ですよ!)となりました。
また、個々の選手に目を向ければ、大会新記録(陸上5、水泳5)や大会タイ記録(陸上1)などをはじめ、とても良い成績でした。特に、陸上競技の花である、4×100mリレー(男女混合)では、大会新記録の46秒31という素晴らしい記録で、他を圧倒する勝利だった。とのことです。
このような横浜市選手団の活躍は、選手の努力がもちろん第一なのですが、強化練習などに関わっていただいている、各競技団体の指導協力が非常に大きいといえます。というのも、他県や他の政令市の方と話すと、横浜市のように一般の競技団体(陸上・水泳・卓球等々)が密に関わって、競技力向上を図るような取り組みは、必ずしも一般的ではないからです。
そして、競技団体が加盟している(公財)横浜市スポーツ協会、横浜市のパラスポーツを様々な形でサポートする任意団体の横浜市パラスポーツ指導者協議会(愛称:バセル)等による支援も目を見張るものがあります。
このバセル(以前は横浜市障害者スポーツ指導者協議会と言っていましたが、本年度から横浜市パラスポーツ指導者協議会へ名称変更)は、任意団体ではありますが(公財)日本パラスポーツ協会(日本パラスポーツ協会)公認のパラスポーツ指導員、という資格を有し、活動地を横浜市で登録している方々の集まりです。
以下では、バセルについて少しご紹介したい、と思います。
■横浜市パラスポーツ指導者協議会(愛称:バセル)
バセル(BASEL)はBay Area Sports Enjoy Life の略で、横浜市パラスポーツ指導者協議会の通称(愛称)です。設立は1998年、今年で25年目を迎え、現在、約500名の会員が在籍しています。バセルの目的は、障害者スポーツのサポートを通して、その発展に寄与すること。
バセルの活動は、ハマピックや全国障害者スポーツ大会などの競技系支援から、身近な地域で、障害のある方々と気軽にスポーツを楽しむプログラム、公立の小中学校に伺って、子供たちにパラスポーツの楽しさを伝える取り組み、地域からの依頼に応じて、様々なパラスポーツの普及啓発を行うイベント等々、非常に多岐にわたっています。
また、バセルでは、少なくとも年2回パラスポーツ指導員に求められる、さまざまな知識の獲得やスキルの向上を目的とした研修を通して、自己研鑽に努めています。
「ハマパラ便り」読者の皆さんも良かったら、バセルの一員となって、横浜市のパラスポーツの普及振興を支えてみませんか?
さて、バセル会員となるためには、日本パラスポーツ協会が公認するパラスポーツ指導員資格が必要ですが、ちょうど現在、その資格取得講習会の申込を受け付けています。
研修は、令和6年2月3・4・10・11日の4日間(全日程の参加が条件)、新横浜の障害者スポーツ文化センター横浜ラポールで行われます。ご興味のある方は、以下のサイトをご確認ください。
【追加募集】令和5年度 初級パラスポーツ指導員養成講習会
■横浜ラポール・ラポール上大岡の施設情報
新型コロナウイルス感染症の5類移行により、5月10日から一部対応を変更しました。横浜ラポールでは、ロビーのレイアウト変更や元レストランエリアを交流スペースとして開放するなど、利用しやすい施設運用に努めてまいります。一方、当施設は重症化リスクの高い方も利用されるため、基本的な感染対策は引き続き実施してまいりますので、皆様のご理解とご協力をお願い致します。今後、対応に変更が生じる場合がありますので、詳しくはホームページや電話でのお問い合わせによる確認をお願い致します。
■「横浜ラポール ハマパラ」のフォローをお願いします
毎回お願いしているところですが、横浜ラポールでは、X(旧ツイッター)「横浜ラポール ハマパラ」で,さまざまな情報を提供しています。
まだ見ていない方は一度覗いてみてください。いつも見ているよ、という方も含めて「横浜ラポール ハマパラ」のフォローをお願いします。
■おわりに
「ハマパラ便りVol.40」では、「特別全国障害者スポーツ大会~燃ゆる感動 鹿児島大会~」のご報告と横浜におけるパラスポーツの普及振興に欠かせない存在となっている、横浜市パラスポーツ指導者協議会(愛称:バセル)の紹介を行いました。
横浜市選手団の大活躍は本当に嬉しいものですね。また、ちょうど今、募集しているタイミングでバセルの紹介ができたことも良かったかな、と思っています。
ところで「ハマパラ便りVol.39」の最後で、「Vol.40」は11月上旬から中旬にお届けします、と言いながら下旬になってしまいました。この場をお借りしてお詫びします。
次回「ハマパラ便りVol.41」では、横浜F・マリノスフトゥーロの今年度の活動状況等を中心にお伝えする予定です。