Vol.35「令和4年度横浜スポーツ表彰」と「横浜F・マリノスフトゥーロ報告」
■はじめに
「ハマパラ便り」読者の皆さん、こんにちは。寒い日と暖かい日が交互にきて、花粉シーズンも始まるなど体調維持の難しい時期ですが、いかがお過ごしでしょうか?また、コロナは少し落ち着いてきましたが、入れ替わるようにインフルエンザが流行ってきました。皆さまくれぐれもお身体を大切にしてくださいね。
さて「ハマパラ便りVol.35」では「令和4年度横浜スポーツ表彰」情報と、2022年シーズン「横浜F・マリノス フトゥーロ報告」を中心にお届けします。
■「令和4年度横浜スポーツ表彰」
「令和4年度横浜スポーツ表彰」が、令和5年1月27日(金)に横浜武道館アリーナで開催されました。「横浜スポーツ表彰」の表彰式は、毎年1月に開催され、横浜スポーツの風物詩として定着していますが、今回は3年ぶり(理由は勿論「新型コロナ感染症」)でした。
今年度パラスポーツでは、下記34名が優秀選手賞(個人)として表彰されました。受賞理由は、第22回全国障害者スポーツ大会(いちご一会とちぎ大会 | いちご一会とちぎ会 )における競技成績です。
加藤茜/山本拓海/正木楓/白石寛太/芹澤美希香/木下萌実/川渕大耀/日向楓/山田和男/金房健司/山根康平/松村大樹/佐藤夏菜子/初海達也/宮村凌旗/辻田愛稀/猿樂彩香/石松陽太/田村海斗/本由佳子/上野卓也/林田泰河/吉川碧人/岩本侑馬/吉原耕/栗田くるみ/杉山達行/安部恒男/戸澤和馬/坂上まり子/八巻柊真/今村凪吹/向井幸治/小寺準(受賞者の皆さん、おめでとうございました!)
■「横浜F・マリノス フトゥーロ報告」
横浜F・マリノスフトゥーロにとって、2022シーズンもこれまで同様にコロナ禍での活動となりました。しかし、徐々に緩和される社会情勢と共にフトゥーロの活動もコロナ前に戻りつつあります。特に大会や試合も定期的に行い、選手にとっては活動の幅が広がったシーズンとなりました。
また、今シーズンはここ数年と比べ、新規入団選手が多かったように思います。その中でも在籍選手からの紹介が多いことから、フトゥーロの活動が魅力的であることを改めて確認することが出来ました。
昨年のJ1リーグでは、フトゥーロの選手たちにとって憧れの存在である、横浜F・マリノスのトップチームが年間優勝を達成しました。その刺激を受け、トップチームの活躍に続こうと、フトゥーロの選手たちも年間を通して高いパフォーマンスを維持してくれました。
その結果、フトゥーロから初めて、男子・女子の日本代表が揃って選出されました。男子の知的障がい者サッカーでは、4年に一度、FIFAワールドカップの年に世界大会である“もうひとつのワールドカップ”が開催されます。コロナの世界的拡大に伴い、昨年は複数チームが集まる国際大会は開催されず、開催国のフランスに日本代表チームが遠征して、国際親善試合を行いました。その男子日本代表チームにフトゥーロから1名選出されました。
また、女子では国内で開催されたUAEとの国際親善マッチにて、フトゥーロから選手1名、スタッフ1名が女子日本代表として選出されました。男女ともにフトゥーロの選手としてのプライドを持って、世界を相手に戦ってくれました。
今後も高いパフォーマンスを続けて、多くの選手が日本代表として選出されるようにトレーニングを行っていきたいと思います。また、フトゥーロにとって最大の目標である全国大会出場への夢は、今年度も決勝で敗れ叶いませんでした。この悔しさを糧に来シーズンこそは悲願を達成したい、と考えています。
2022シーズンは“マリノスファミリー”として、新たな試みにもチャレンジしたシーズンとなりました。フトゥーロは中学生以上が参加条件のため、フトゥーロを目指す小学生の選手を対象としたマリノス主催“にじいろくらすサッカー教室”の開講です。
年間を通して、にじいろくらすの選手も、社会性やサッカーの技術を身につけることが出来ました。そして先日、にじいろくらすの小学6年生が、来年度を見据えて、フトゥーロのトレーニングに体験参加しました。現在、フトゥーロには中学生から50代の選手が在籍していますが、フトゥーロの選手にとっては弟分が出来たことで、にじいろくらすの体験生に対してやさしく接し、サッカーの面白さを伝えようと積極的に声掛けをする姿がありました。今後もマリノスファミリーを通してサッカーの輪を広げていきたいと思います。
最後に、昨年の横浜F・マリノスのトップチーム選手がシーズン中に大きな怪我をした際に、復帰を願ってフトゥーロの選手たちで送ったメッセージが当該選手に届き、SNSを通じてフトゥーロへメッセージを送ってくれました。マリノスファミリーとしてトップチームの選手との繋がりを感じた出来事となりました。
(写真提供 内田和稔氏)
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■おわりに
今回は、久々に開催された「令和4年度横浜スポーツ表彰」と2022年シーズンの「横浜F・マリノス フトゥーロ報告」を行いました。
次回の「ハマパラ便りVol.36」は今年度の最終回。4月以降の主要なパラスポーツ日程等を中心に、3月中旬から下旬にアップする予定です。