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あんどうたかおのバスケにどっぷり

vol.177「オールスター前に手応えを掴んだビーコル」

ビーコルが今一つ追い風に乗れていない(涙)。
12月を終えて9勝17敗で中地区7位の横浜ビー・コルセアーズ

新年最初のゲームは対戦前13勝13敗・勝率5割で西地区5位の長崎ヴェルカ戦。 攻撃力こそ平均73.7点でリーグ21位の成績だが、平均失点が75.7点でリーグ9位とディフェンスが良いチーム。

B1第16節vs長崎ヴェルカ戦(ハピネスアリーナ)
1/4 (土) 79-75、1/5 (日)90-67
2勝はしたものの西地区でも下位チームなので喜んではいられない。
やはり横浜国際プールで迎え撃つ次節の琉球ゴールデンキングス戦が大事になってくる。
このチームを率いるのは、キングスをリーグのファイナルの常連へと育て上げた知将・桶谷大。

B1第17節vs琉球ゴールデンキングス(横浜国際プール
1/11 (土)60-76、1/12 (日)89-103
11日のゲーム①は終始リードを奪われる展開のまま60-76で敗れ、やはりキングスは強いと思わされたが、それで引き下がってはビーコル海賊の名が廃る。
とは言うものの、12日のゲーム②では、スタートこそリードしたが徐々に追い上げられ、前半終了直前にキングス得意のスリーポイントを立て続けに決められるなど逆転された。
第3Qもキングスのディフェンスにてこずり11得点しか上げられず53-68と大きく差を広げられたが、終盤で追い上げるのがビーコルの海賊たる所以。
ゲイリー・クラークと須藤昂矢のスリー等で追い上げ、残6秒76-77と1点ビハインドでキング開がファールゲームに出て、キングス岸本隆一にファールをする。
本来ならフリースロー(FT)確率のよくない選手にファールをしたいところだが、キングスはチームで一番FTの確率が高い岸本にボールを持たせる。ここら辺りはバスケIQが高く、ゲーム慣れしているキングスが一枚上手だった。名手・岸本に2本が与えられる。

しかし、これに立ちはだかったのは5千人を超えるビーコル・ブースター(応援団)達。1本目は確実に決めた岸本だったが、ブースターのブーイングに戸惑ったのか2本目を外してしまった。正に「ブースター・ディフェンスの勝利」。
そのリバウンドを奪ったゲイリー・クラークがそのままドリブルで運び、レイアップを決めて同点にした。その瞬間ブザー…78-78でオーバータイムへ!!


<No.8クラークのリバウンドからのコースト・トゥー・コーストで延長戦へ持ち込む>

このゲーム、残り4分39秒のオフィシャル・タイムアウト(OTO/第4Q残り5分を切ってからのチームにカウントされないタイムアウト。タイムが止まった時点で自動的に取られるリーグ独自のルール)時点で62-72と10点差を付けられていた。そこから琉球を6点に押さえた気持ちとディフェンスが素晴らしい。
第1オーバータイム(OT)は琉球のケヴェ・アルマ、ヴィック・ローの外国籍選手に全得点を決められたがビーコルは須藤のスリーなどで対抗し、87-87で2度目のOTへ。しかしここ迄で精一杯。既にガソリン切れを起こし89-103で敗れたものの、ビーコルとしては手応えを掴んだゲームだったのではないだろうか!

 

リーグ戦は1月18日(土)・19日(日)のオールスターゲームを挟み、25日から再開する。ビーコルの対戦相手は22勝8敗・東地区2位の群馬クレインサンダーズ。アウェー(オープンハウスアリーナ太田)での2連戦となる。

あんどうたかお プロフィール

1946年生まれ。

月刊専門誌「バスケットボール・イラストレイテッド」の編集長を経て、バスケットボール用品のデザイナーとして活躍。特にキャラクター「あんたかベイビー」のTシャツは一世を風靡した。日本初のバスケット・ユニフォームデザイナーとしても活躍。当時強豪と言われる殆んどのチーム<実業団-大学-高校>に関して何らかのデザインを手掛けている。またスポーツ界では唯一のファッションのコラムを持っていた。

現在は自身のユニフォーム・ブランド「305」を立ち上た。

NBAに関しては「月刊バスケットボール・イラストレイテッド」編集者時代の1966年から連載を執筆。TV解説はNHK BS以前にも東京12チャンネルで1985年から行っており、日本最古のNBA解説者と言われている。

過去にはスポニチウェブサイトのNBAコラムを担当。月刊バスケットボール及び月刊バスケットボール・マガジン等に連載を持っていた。

横浜の中学・高校バスケの指導者、関係者とのつながりが深く横浜及び神奈川県のバスケ事情に精通している。

現在は横浜をホームとするBリーグ「横浜ビー・コルセアーズ」の名誉広報として情報発信やプレス対応などチームの広報活動に力を注いでいる。

また(社)神奈川県バスケットボール協会広報顧問も務めている。

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